慶應SFC 2022年 環境情報学部 英語 大問3 語法三択解説

[61]-1 「commonplace」

解説: 1950年にはニューヨークと東京だけが1000万人を超える都市でしたが、2030年には40を超えるメガシティが予測されており、アジアに世界のトップ10メガシティの7つが位置することになります。これにより、2-500万人の都市もはるかに「commonplace(一般的)」になり、政策立案者にとって課題と機会を提示します。他の選択肢「peripheral(周辺の)」や「stagnant(停滞した)」は、都市の増加と影響の実際の傾向を反映していません。

 

[62]-2 「will have」

解説: 既に今日、世界の人口の50%以上が都市に住んでおり、2100年にはこの数値が85%に達すると予測されています。「will have」は、1950年の10億人未満から2100年には90億人に増加する都市人口の未来完了形を示すのに適切な表現です。「will have been」は文脈に合わず、「will be」は時制が不適切です。

 

[63]-1 「window of opportunity」

解説: 開発途上国や新興国には、未曽有の「window of opportunity(機会の窓)」があり、自国の都市の未来を形成するチャンスがあります。「uphill battle(厳しい戦い)」や「game plan(計画)」は、この文脈での都市の将来形成の機会という前向きな意味合いに合いません。

 

[64]-3 「front and centre」

解説: 国連の地球温暖化の目標達成や17の持続可能な開発目標の達成には、都市と協力する必要があります。そのためには、都市を「front and centre(最前線に)」の努力にする必要があります。「ruled out」や「put in place」では、都市が持つ中心的役割の重要性を十分には表現していません。

 

[65]-2 「priority」

解説: 都市で働く労働者は、都市のサイズが大きくなるにつれて生産性と賃金が高くなるため、都市は国の政策で「priority(優先事項)」であるべきです。「management」や「committee」は、都市の重要性と政策での優先順位を正確に反映していません。

 

[66]-3 「isolation」

解説: 都市は「isolation(孤立)」して運営されるのではなく、都市のシステムの一部です。この文脈では、「tandem」や「functionality」は都市間の相互依存性とシステムの一部としての役割を十分には表していません。

 

[67]-2 「Moreover」

解説: 複数の大都市の存在は、一か所での衝撃が国のパフォーマンスに深刻な損害を与える可能性を減少させるかもしれません。「Moreover(さらに)」は、大都市の存在が持つ潜在的な利点を説明するのに適しています。「To summarize」や「However」は、この文脈での進行形の説明には合っていません。

 

[68]-3 「Still」

解説: いくつかの都市は、繁栄、イノベーション、そして福祉の面でその潜在能力を実現するのに苦労しています。「Still(それでも)」は、この状況を導入するのに適切な接続詞です。「Generally」や「As a result」は、都市が直面している特定の問題と機会を導入する文脈には合っていません。

 

[69]-1 「predominantly(主に)」

解説: 世界金融危機までの12年間で、成長の面で最も成績が悪かったOECD地域の15は「predominantly(主に)」都市でした。この事実は、「prematurely」や「potentially」よりも、都市が経済成長において直面している実際の課題を強調します。

 

[70]-2 「pockets」

解説: 大都市はしばしば、非常に成功したビジネス地区と非常に高い失業率や貧困の「pockets(地域)」とが並立していることが特徴です。「magnets」や「pitfalls」は、都市内の不平等を説明するのにこの文脈で適切ではありません。

 

[71]-1 「on」

解説: 国家政策は都市に「on(大きな影響を与える)」ことが多く、ますます「urban lens(都市レンズ)」を通して見られるべきです。「against」や「from」は、国家政策が都市に与える影響の方向性を正確に表していません。

 

[72]-3 「Typically」

解説: 多くの国々では、都市開発に影響を与える多くの省庁があり、これらの問題についての対話を改善するために、「Typically(典型的には)」は、交通、住宅、経済、財務、環境を含む内閣間委員会を持っています。「Originally」や「Eventually」は、このような委員会の一般的な存在と機能を示す文脈には合っていません。

 

[73]-3 「establish」

解説: 国家政府は都市の「establish(基本的なルールを定める)」ことが多いです。これは、都市の責任、権力、そして重要なことに収入源を定義する通常の国家(またはいくつかの連邦制度では州/省)の立法によってなされます。「estimate」や「eliminate」は、都市が直面する立法的な枠組みと課題を説明するのに適切ではありません。

 

[74]-3 「For example」

解説: 異なる政策の方向性がしばしば相反することがあるため、「For example(例えば)」は、多くのOECD国での不動産税制が一戸建てを多世帯住宅や賃貸住宅よりも好む傾向があることを示す例として提供されます。「Similarly」や「In addition」は、この種の政策の具体的な影響を示すのにこの文脈では不十分です。

 

[75]-1 「reduce」

解説: 都市の不平等を「reduce(減少させる)」ことは、不動産税制の好みが広がるコストの高いスプロールを促進し、住宅所有を労働市場の効率を低下させる傾向があることを考慮すると特に重要です。「protect」や「define」は、不平等に対処する政策の目的を正確に反映していません。

 

[76]-2 「often」

解説: さらに、政府の断片化は、「often(しばしば)」問題です。これは、政策立案を困難にし、生産性と包摂性の両方に悪影響を及ぼすため、「rarely」や「sporadically」よりも都市の実際の状況を正確に反映しています。

 

[77]-2 「miss」

解説: 与えられた人口規模に対して、自治体の数が2倍の都市圏は、その潜在的な経済生産性の6%を「miss(逃している)」と見られています。「fade」や「cross」は、この種の経済的損失の性質を正確に説明していません。

 

[78]-1 「mitigated」

解説: この損失の一部は、「mitigated(緩和される)」可能性がありますが、それには都市圏全体の利益のために特定の重要な決定を確実にするような都市間の機関の設立が必要かもしれません。「enhanced」や「distorted」は、この文脈での政策の影響と機関の役割を適切に表していません。

 

[79]-2 「crucial」

解説: 国家政府は、都市のためのより良い政策を考案する上で「crucial(重要な)」役割を果たすことができます。「confidential」や「captivating」は、都市に対する国家政府の影響の性質と重要性を正確に反映していません。

 

[80]-1 「should」

解説: すべての国は、「should(少なくとも)」自国の政策の都市への影響を検討すべきです。「would」や「will」は、この種の政策レビューと都市計画への国家の関与の必要性を示すのに十分な強制力を持っていません。

AO入試・小論文に関するご相談・10日間無料添削はこちらから

「AO入試、どうしたらいいか分からない……」「小論文、添削してくれる人がいない……」という方は、こちらからご相談ください。
(毎日学習会の代表林が相談対応させていただきます!)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です