慶應SFC 2010年 総合政策学部 英語 大問2 語法三択解説

[31]-1「Inherent in」:

「博物館が公共の場としての役割を担う」という概念が啓蒙時代から根底にあることを示しています。「Indifferent to」(無関心)や「Insistent on」(強く主張する)では、この文脈における博物館の基本的な教育的役割や公共性を表すには不適切です。

 

[32]-1「intelligible」:

「知識を広める」という博物館の目的に沿って、自然や芸術の世界を「理解しやすく」することを意味します。「irresistible」(抗しがたい)や「intangible」(触れることができない)では、知識の普及という文脈に合わないため不適切です。

 

[33]-3「communities」:

博物館がその存在する「地域社会」と関係を築いていることを示します。「locations」や「tribes」では、地域社会との関わりの具体性が欠けるため、この文脈では不適切です。

 

[34]-3「works out」:

驚くべき統計に基づいて計算された結果を指すのに適した表現です。「holds out」や「gives out」では、統計の結果を示す文脈には合いません。

 

[35]-2「pride」:

文化観光の経済的利益に対する地方や州政府の認識の高まりと、アメリカの博物館が地域社会の定義づける公共機関となっていることを示しています。「strife」(争い)や「resentment」(憤り)では、このポジティブな文脈に合わないため不適切です。

 

[36]-3「As」:

博物館が観客を大幅に増やし、商業世界のマーケティング戦略を採用し、地域社会への経済的リターンを示し始めた結果、公衆やメディアからより厳しい目で見られ始めたことを導入するのに適切です。「As long as」や「As far as」では、この文脈の時間的経過や因果関係を適切に表現できません。

 

[37]-1「awareness」:

博物館が完璧ではなく、時に問題行動を起こす可能性があることに公衆やメディアが気づき始めたことを示すのに適しています。「attack」(攻撃)や「anticipation」(予期)では、この文脈における意識の高まりを表すには不適切です。

 

[38]-2「notorious」:

「Sensation」展示会をめぐるブルックリン美術館の騒動を指すのに適しています。この展示会は物議を醸し、「ambitious」(野心的)や「prosperous」(繁栄している)では、問題の性質を正確に反映していないため不適切です。

 

[39]-3「for」:

ニューヨーク市長による展示への攻撃の理由を示す前置詞として正しい選択です。「by」や「in」では、この文脈における「展示に対して」という意味を適切に表現できません。

 

[40]-1「inflammatory」:

「Sensation」展示の宣伝キャンペーンが挑発的であったことを示すのに適しています。「nostalgic」(懐かしい)や「authoritative」(権威ある)では、宣伝キャンペーンの性質を正確に表現していません。

 

[41]-1「saw」:

公衆やメディアが展示に対して持った印象を示すのに適切な動詞です。「promoted」(宣伝した)や「constructed」(構築した)では、観客の反応を示すこの文脈には合いません。

 

[42]-1「ethics」:

美術館のプログラムや実践が調査され、「倫理」が問われたことを示します。「attendants」(出席者)や「securities」(保証)では、この文脈における倫理的な問題を指すには不適切です。

 

[43]-3「offset」:

美術館が得た来館者数の増加やプロフィールの向上が、公衆の信頼を失うコストによって相殺されたことを示すのに適切です。「multiplied」(増加させた)や「repaid」(返済した)では、損失と利益のバランスを示すこの文脈に合いません。

 

[44]-2「on behalf of」:

美術館が公衆のために財産を保護、保全、向上させる責任を持っていることを示すのに適切な表現です。「on top of」(〜の上に)や「in addition to」(〜に加えて)では、代表としての役割や責任を正確に表現していません。

 

[45]-2「values」:

美術館が体現すると考えられる「価値観」に基づいて行動し、振る舞うことが期待されることを示します。「thoughts」(思考)や「politics」(政治)では、この文脈における社会的・倫理的価値観を反映していないため不適切です。

 

[46]-2「absorbed in」:

美術館が芸術の力と美しさに没頭する場であることを示すのに適しています。「disinterested in」(無関心で)や「alienated by」(疎外される)では、美術館の提供する体験の性質を正確に反映していません。

 

[47]-1「thriving」:

美術館が繁栄し続けるためには、公衆からの信頼に基づく道徳的権威を認識し維持する必要があることを示します。「sliding」(滑り落ちる)や「revolving」(回転する)では、この文脈における美術館の繁栄や発展を表すには不適切です。

 

[48]-2「regain」:

一度失われた公衆の信頼を取り戻すことの難しさを示すのに適切な動詞です。「sustain」(維持する)や「refrain」(控える)では、信頼の回復に関するこの文脈に合いません。

 

[49]-2「convince」:

美術館がその責任を誠実かつ勤勉に果たしていることを公衆に納得させる必要があることを示します。「provoke」(挑発する)や「question」(疑問を投げかける)では、納得させるという文脈には合いません。

 

[50]-3「merit」:

美術館が公衆の信頼に「値する」ということを示すのに適切な動詞です。「manage」(管理する)や「manipulate」(操作する)では、信頼に値するというこの文脈における美術館の資質を表すには不適切です。

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