慶應SFC 2000年 総合政策学部 英語 大問1 語法三択解説

[1]:3「strengthens」

解説:読書は想像力を鍛え、抽象的な考え方に対処する能力を「強化(strengthens)」します。選択肢1「detects」(検出する)と2「lessens」(減少させる)は、読書が想像力や抽象思考に与える影響を正確に表現していません。読書は、読者に物語や概念を心の中で描くことを促し、それによって想像力を育て、抽象的な概念を理解する力を高めるため、選択肢3が最も適切です。

 

[2]:2「invites」

解説:著者は、読者に自分と「少し議論(invites)」することを求めています。選択肢1「unless」(~でない限り)と3「increases」(増加させる)は、この文脈での読者と著者の関係性を表すには不適切です。著者が読者に議論を促すことで、読者はテキストにより深く関わることができ、そのプロセスは学習において重要な対話的な要素を提供します。したがって、選択肢2「invites」が最も適切な表現です。

 

[3]:1「when」

解説:「unless」はこの文脈では不適切で、「when」が正しい選択肢です。特定のトピックや数式に関する特別な知識がない限り、ほとんどの人は著者の主張に従うしかありません。選択肢2「when」(~するとき)は、読者が特別な知識を持っている場合のみ、著者の主張に対してより深く議論できる状況を示しています。選択肢3「while」(~する間)もこの文脈には合いません。教育的なエッセイやテクニカルな文書において、読者が著者と深く議論できるのは、特定の知識を持っている「when(時)」です。

 

[4]:3「talk back to」

解説:「talk back to」(反論する)は、読者が著者に反応し、反論できないというソクラテスの批判に対する適切な反応を示しています。選択肢1「keep to」(守る)と2「agree with」(同意する)は、この文脈でのインタラクティブな学習の必要性を捉えるのに十分ではありません。書かれたテキストでは、読者は著者の議論に積極的に参加することができず、直接的なフィードバックや反論の機会が限られています。このため、選択肢3「talkbackto」が、著者と読者間の双方向性を示す最も適切な表現です。

 

[5]:3「rather than」

解説:「rather than」は、「〜よりもむしろ」という意味で、この文脈では講義に参加するよりもそれに従うことを指しています。つまり、学生がアクティブに議論に参加するのではなく、講義内容を受け入れてメモを取ることが強調されています。選択肢1「more than」や2「even more」はこの文脈には合わないため不適切です。講義では、学生は主に講師の提供する情報を追う役割にあり、実際の議論や参加は限定されます。したがって、「rather than」が最も適切な選択肢です。

 

[6]:1「any hope」

解説:「any hope」は、議論に参加する希望がまったくないことを意味します。講義の文脈では、学生は議論に参加することなく、ただ講師の話を聞いてメモを取ることが多いため、この選択肢が適切です。選択肢2「some hope」と3「no hope」は、この文脈での学生の参加の可能性を正確に表していません。「anyhope」が学生が議論に参加する機会を完全に失っている状況を示しているため、最も適切です。

 

[7]:2「add to」

解説:「add to」は、既存の学習方法にコンピュータを追加することを意味し、それらを置き換えるのではなく補完するアイデアを示しています。選択肢1「restrict」と3「abstract」は、教育へのコンピュータの導入が既存の方法にどのように影響を与えるかという文脈では不適切です。「add to」は、技術が教育を豊かにする方法として最も適切な表現を提供します。

 

[8]:1:「in use」

解説:「in use」は、講義方式が依然として広く使用されている状況を指しています。選択肢2「in demand」と3「in style」は、この文脈での講義方式の普及と持続性を正確に反映していません。「in use」は、長い間継続してきた講義方式の実際の使用状況を示すため、最も適切な表現です。

 

[9]:2「Why」

解説:「Why」は、講義方式がなぜ長年にわたって続いているのかという疑問を提起しています。選択肢1「When」と3「Where」は、この文脈での疑問の性質を正しく捉えていません。「Why」は、技術的な進歩にもかかわらず講義方式が依然として主流である理由を問うため、最も適切です。

 

[10]:2「very」

解説:「very」は、ニューヨーク大学における講義方式の使用率が非常に高いことを強調しています。選択肢1「one」と3「only」は、この文脈での講義方式の普及度を表すのに適切ではありません。「very」は、講義方式が広範囲にわたって使用されている状況を強調するため、最も適切な修飾語です。

 

[11]:1「except that」

解説:「except that」は、講義方式がなぜ廃れないのかという疑問に対する例外的な理由を導入しています。選択肢2「so that」と3「just that」は、この文脈での理由の提示方法を正確に捉えていません。「except that」は、口頭伝統と共存の力が学習を特別なイベントに変え、技術では複製できない体験を提供することを示唆するため、最も適切です。

 

[12]:3「Skeptical」

解説:「Skeptical」は、距離学習が現在の教育方法を置き換える将来のプロセスとしての可能性に対する懐疑的な見方を示しています。選択肢1「realistic」と2「Optimistic」は、作者の距離学習に対する態度を正しく表現していません。「Skeptical」は、新しい技術が教育をどの程度変えることができるかについての疑問と慎重な姿勢を反映しているため、最も適切な選択肢です。

 

[13]:1「try out」

解説:「try out」(試す)は、新しいモデルを構築し、以前に対処できなかったアイデアを理解しようとするプロセスを指すのに適切です。選択肢2「hold out」(持続する)と3「take out」(取り出す)は、学習プロセスのこの側面を正確に反映していません。実際の学習は、個人が独自に新しい概念やアイデアに取り組む際に起こります。

 

[14]:1「more or less」

解説:「more or less」(おおよそ)は、ほとんどの実際の学習が個人的な取り組みであるという事実を表すのに適しています。選択肢2「more and more」(ますます)と3「more than less」(ほとんど)は、この文脈での学習の性質を明確にしません。「more or ess」は、学習者が一人でいることが多いという現実を示しています。

 

[15]:3「Some」

解説:「Some」(いくつかの)は、教育プログラムが特定の生徒の行動を認識し、誤りを訂正できる程度に役立つという文脈に合っています。選択肢1「any」(どれでも)と2「all」(全て)は、この特定の文脈では不適切であり、プログラムの能力の範囲を正確に示さない可能性があります。

 

[16]:1「each other」

解説:「each other」(お互い)は、学習環境が最も効果的であるときに人間が互いに存在し、互いの影響を直接感じ取れる状況を表します。選択肢2「everyone」(それぞれ)と3「each one」(それぞれ)は、この社会的な相互作用の側面を正確には捉えていません。

 

[17]:2「aspect」

解説:「aspect」(側面)は、技術が人々の自己観を変える可能性についての議論の特定の側面を指すのに適切です。選択肢1「prospect」(見通し)と3「respect」(点)は、この文脈での議論の焦点を正確には示していません。

 

[18]:3「Self」

解説:「Self」は、ルネッサンスにおける個人の感覚が、一人で本を読むことにより初めて自分自身の考えを持つことができる新しい体験と関連していることを示すのに適切です。選択肢1「One」(一人)と2「People」(人々)は、この個人主義の高まりとの直接的な関連を示すのには十分特定的ではありません。

 

[19]:3「individual」

解説:「individual」(個人的な)は、学習や教育が厳密に個人的なとなりうるという考えを反映しています。選択肢1「educational」(教育的な)と2「technological」(技術的な)は、この文脈での学習の性質を完全には捉えていません。

 

[20]:2「differences」

解説:「differences」(違い)は、距離学習と他の学習形態との間の違いに注意を払うことの重要性を強調しています。選択肢1「commonalities」(共通点)と3「similarities」(類似点)は、新しい技術をより効果的に活用するために、これらの違いを理解し、区別する必要性を指摘する文脈には合っていません。

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