慶應SFC 2002年 環境情報学部 英語 大問2 語法三択解説

[1]: 2「lie」

解説: 「lie」が正しい答えです。「lie」は「存在する」という意味で、人類の起源がアフリカにあることを指しています。選択肢1「started」は「始まった」という意味ですが、この文脈では起源の場所を指すのに「lie」の方が適切です。選択肢3「occurred」は「発生した」という意味で、起源に関する文脈では使えますが、「lie」の方が地理的な場所を指すのに適しています。

 

[2]: 1「view」

解説: 「view」が正しい答えです。「view」は「見解」という意味で、アフリカ起源説を支持する研究結果を指しています。選択肢2「process」は「過程」という意味で、この文脈では「見解」や「説」を示すのには不適切です。選択肢3「nature」は「性質」という意味で、ここでは「見解」や「理論」を示す「view」が正解です。

 

[3]: 1「due to」

解説: 「due to」が正しい答えです。「due to」は「〜が原因で」という意味で、mtDNAが人類進化に関する議論において重要なツールとなっている理由を説明しています。選択肢2「created by」は「〜によって作られた」という意味で、原因を示す表現ではありますが、「due to」の方が原因と結果の関係を明確に示すのに適しています。選択肢3「made from」は「〜から作られた」という意味で、この文脈には合いません。

 

[4]: 2「global」

解説: 「global」が正しい答えです。「global」は「全世界的な」という意味で、様々な地理的、人種的、言語的背景を持つ53人の完全なミトコンドリアゲノムの分析に基づく人類のmtDNAの多様性を表しています。選択肢1「local」は「地元の」という意味で、この広範囲にわたる研究には適していません。選択肢3「various」は「様々な」という意味で、多様性を示しますが、「global」の方が地理的範囲をより明確に示しています。

 

[5]: 3「towards」

解説: 「towards」が正しい答えです。「towards」は「〜の方向へ」という意味で、科学的意見がアフリカ起源説をより強く支持する方向に移っていることを示しています。選択肢1「away from」は「〜から離れて」という意味で、この文脈では意見がアフリカ起源説を支持する方向に移っていることを示すのに反対の意味を持ちます。選択肢2「along with」は「〜と一緒に」という意味で、この場合の意見の変化を示すのには不適切です。

 

[6]: 3「controversial」

解説: 「controversial」が正しい答えです。「controversial」は「議論を呼ぶ」という意味で、なぜ現代人のアフリカ起源が議論の的となるのかを説明しています。選択肢1「advantageous」は「有利な」という意味で、この文脈では使われていません。選択肢2「discovered」は「発見された」という意味ですが、ここでは「議論の的」となる理由に焦点を当てています。

 

[7]: 1「main」

解説: 「main」が正しい答えです。「main」は「主な」という意味で、アフリカ起源モデルの主要な代替案として多地域モデルを説明しています。選択肢2「complex」は「複雑な」という意味で、この場合は「主な」代替案としての「main」が適しています。選択肢3「typical」は「典型的な」という意味ですが、ここでは「主要な」という意味の「main」が最適です。

 

[8]: 3「However」

解説: 「However」が正しい答えです。「However」は「しかし」という意味で、非アフリカの伝統的な化石の存在に疑問を投げかけ、ネアンデルタール人と現代人との間の広範な交配がなかったという遺伝的証拠を提示する文脈の中で使われています。選択肢1「Clearly」は「明らかに」という意味ですが、この場合は反論を導入する「However」が適しています。選択肢2「Therefore」は「それゆえに」という意味ですが、反論ではなく結論を導く場合に使います。

 

[9]: 2「even though」

解説: 「even though」が正しい答えです。「even though」は「〜にもかかわらず」という意味で、アフリカのミトコンドリア系統が進化の木で遠くまで遡ることが示されているが、これまで統計的な支持が弱かったにもかかわらず、Gyllenstenのチームはより強い家系図を得ました。選択肢1「because」は「なぜなら」という意味で、この文脈には合いません。選択肢3「if」は「もし〜ならば」という意味ですが、ここでは「にもかかわらず」を示す「even though」が正解です。

 

[10]: 1「always」

解説: 「always」が正しい答えです。「always」は「常に」という意味で、単一の遺伝子や分子の歴史が必ずしもその集団の歴史を反映するわけではないという点を強調しています。選択肢2「Sometimes」は「時々」という意味ですが、この場合は「常に」という確実性を否定する文脈で「always」が使われています。選択肢3「ever」は「これまでに」という意味で、この文脈では「always」の方が適切です。

 

[11]: 2「Together」

解説: 「Together」が正しい答えです。「Together」は「一緒に」という意味で、アフリカを離れた創設集団がミトコンドリアンのアレルを持っていったこと、そしてアフリカの集団がその後も交配し続けたことを示しています。選択肢1「Otherwise」は「そうでなければ」という意味で、この文脈では使われていません。選択肢3「Similarly」は「同様に」という意味ですが、ここでは「一緒に」という意味の「Together」が正解です。

 

[12]: 2「range」

解説: 「range」が正しい答えです。「range」は「範囲」という意味で、アフリカからの出発の時期を推定する際の不確実性を示しています。選択肢1「scope」は「範囲」という意味ですが、「range」の方が時間の推定に関連する文脈でより一般的に使われます。選択肢3「term」は「用語」という意味で、この文脈では「range」の方が適切です。

 

[13]: 1「incompatible」

解説: 「incompatible」という選択肢が正しい理由は、文脈が小さな集団サイズ、つまり約10,000の繁殖個体しかいない長い期間を指しており、これが多地域モデルには適合しないことを示しているからです。多地域モデルでは、大陸間の遺伝的流動を維持するためにはるかに多くの個体が必要とされます。選択肢2「compatible」(互換性がある)は、この文脈では不正確です。なぜなら、小さな集団サイズは多地域モデルと互換性がないと述べているからです。選択肢3「comparable」(比較可能)も、この文脈では不適切です。

 

[14]: 3「But」

解説: 「But」が正しい選択肢です。この文では、もし私たちの最も近い親戚が生存していれば、分子時計がその起源を特定するのに適しているであろうと述べられていますが、残念ながら人間に最も近い親戚(H. erectusか他の種)は絶滅していると続けています。このため、「But」(しかし)は文中で導入された対照を示すのに適切です。選択肢1「Also」(また)や選択肢2「Not only」(だけでなく)は、この対照を示すのに適していません。

 

[15]: 3「unreasonable」

解説: 「unreasonable」という選択肢が正しい理由は、アフリカの化石記録が約200,000年前に古代人と現代人間との間の移行を示しているため、この推定が不合理ではないとされているからです。選択肢1「possible」(可能)や選択肢2「appropriate」(適切)は、この文脈では不適切な選択肢です。なぜなら、文はこの推定が不合理ではないと述べているからです。

 

[16]: 3「resource」

解説: 「resource」という選択肢が正しい理由は、Gyllenstenとその同僚の研究結果が、ミトコンドリア集団ゲノム学が進化研究のための豊富な遺伝情報の源泉を提供することを示しているからです。選択肢1「evidence」(証拠)や選択肢2「solution」(解決策)は、研究が提供する情報の性質を正確に反映していません。

 

[17]: 3「detailed view」

解説: 「detailed view」という選択肢が正しい理由は、人類進化の分析にはミトコンドリアDNAだけでなく、遺伝的システムの組み合わせが必要であるということを示しているからです。これはより詳細な視点を提供します。選択肢1「neutral view」(中立的な視点)や選択肢2「ambiguous view」(あいまいな視点)は、求められている詳細さを提供しません。

 

[18]: 1「address」

解説: 「address」という選択肢が正しい理由は、Gyllenstenとその同僚が進化に関する問題に対処するために完全なミトコンドリアゲノムの配列を使用しているからです。選択肢2「evaluate」(評価する)や選択肢3「estimate」(推定する)は、行われている分析の種類を正確に表していません。

 

[19]: 3「additional」

解説: 「additional」という選択肢が正しい理由は、物理的および行動的特性に責任を持つ遺伝子が発見され、そのアレルの歴史が追加情報を提供することが期待されているからです。選択肢1「cloud」(曇らせる)や選択肢2「clear」(明確にする)は、提供される情報の性質を正確に表していません。

 

[20]: 3「clarify」

解説: 選択肢3「clarify」が正しい答えです。「clarify」は「明確にする」という意味で、分子進化の木や時間推定の精度が高まることが、我々の進化史を明確にするのに役立つとされています。選択肢1「cloud」はこの文脈での目的とは逆の「曇らせる」という意味で不適切です。選択肢2「conclude」は「結論づける」という意味ですが、ここでは「明確にする」という行為に重点を置いています。

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