慶應SFC 2002年 総合政策学部 英語 大問2 語法三択解説

 [1]-1  “unrestrained”

解説: 選択肢1 “unrestrained”は “制限されていない、無制限の”という意味で、この文脈ではローマ人が戦争において無差別な虐殺や破壊行為を行わなかったことを示しています。選択肢2 “unavailable”は “利用できない”という意味で、選択肢3 “spotted”は “斑点のある”という意味ですが、どちらもこの文脈には合っていません。したがって、ローマ人の戦争における行動原則を説明するには “unrestrained destruction”が最も適切です。

 

 [2]-2  “down”

解説: 選択肢2 “down”は “〜に沿って、〜に従って”という意味で、この文脈ではイスラム世界が旧約聖書の原則に基づいて女性や子ども、老人、無力な人々の殺害を禁じた法律を定めたことを示しています。選択肢1 “upon”は “〜の上に”という意味で、選択肢3 “by”は “〜によって”という意味ですが、法律や原則を “定める”ことを表すには “down”が最も適切な前置詞です。

 

 [3]-1  “the helpless”

解説: 選択肢1 “the helpless”は “無力な人々”という意味で、この文脈では戦争の際に保護されるべき弱い立場の人々を指しています。選択肢2 “the help”は “助け、援助”という意味で、選択肢3 “helpful”は “役に立つ”という意味ですが、これらは文脈に合っていません。 “the helpless”は、戦争の法律や倫理において特別な保護が必要な人々を示すために適切な表現です。

 

 [4]-2  “however”

解説: 選択肢2 “however”は “しかしながら”という意味で、前述の原則に例外があることを示すために使用されています。戦争の利益を考慮して捕虜を殺すことが許される場合があるが、イスラム教に改宗した場合はそうではないという点を強調しています。選択肢1 “therefore”は “そのために”という意味で、選択肢3 “despite”は “〜にもかかわらず”という意味ですが、この文脈では “however”が適切な接続詞となります。

 

 [5]-2  “from”

解説: 選択肢2 “from”は “〜から”という前置詞で、この場合はキリスト教の騎士が神に憎まれるとされる特定の武器を使用することを禁じられていることを示しています。 “to”は方向性を、 “against”は対抗を意味しますが、禁止を明示するには “from using certain weapons”という表現が正確です。

 

 [6]-1  “as”

解説: 選択肢1 “as”は “〜として”という意味で、この文脈では特定の武器が騎士道精神に反するものと見なされていたことを説明しています。選択肢2 “such”や選択肢3 “very”も文脈に合わせて解釈することは可能ですが、 “disgraceful as”の構造は、これらの武器がなぜ軽蔑されていたのかを説明するのに最も適しています。

 

 [7]-3  “without”

解説: 選択肢3 “without”は “〜なしで”という意味で、遠距離からでも使用できる武器が自分自身が攻撃されるリスクなしに他者を攻撃することを可能にすることを示しています。選択肢1 “with”と2 “before”はこの文脈では意味が合わず、 “without the risk of himself being struck”という表現が、遠距離武器の使用に関する批判的な視点を示すのに適切です。

 

 [8]-3  “It

解説: 選択肢3 “It”は、戦争の行動規範が軍事コードや騎士道の規則だけでなく、他の方法でも発展していたことを指しています。選択肢1 “Such”や2 “Forbidden”は文の主題を導入するために使われることがありますが、 “It was not only through the military codes or the rules of chivalry”という文頭で “It”を使用することで、前述した内容に基づく結論や続きを自然に紹介しています。

 

 [9]-2  “injured”

解説: 選択肢2 “injured”は “負傷した”という意味で、十字軍の時代に設立された病院が負傷した兵士を世話するためにあったことを示しています。選択肢1 “dead”は “死んだ”、選択肢3 “killed”は “殺された”という意味で、この文脈では負傷者の治療とケアに焦点を当てているため、 “injured”が適切です。

 

 [10]-3  “revised”

解説: 選択肢3 “revised”は “改訂された”という意味で、1864年のジュネーブ条約が後の1906年、1929年、1949年の条約によって改訂されたことを示しています。選択肢1 “legalized”は “合法化された”、選択肢2 “reconstructed”は “再構築された”という意味ですが、条約の内容の更新や改訂を指すには “revised”が最も適切な表現です。

 

 [11]-2  “In sum”

解説: 選択肢2 “In sum”は “要するに”という意味で、ジュネーブ法が人道的な扱いに関連していることを総括しています。選択肢1 “However”は “しかしながら”、選択肢3 “On the contrary”は “それどころか”という意味で、この文脈ではジュネーブ法の概要をまとめるために “In sum”が適切です。

 

 [12]-3  “as well as”

解説: 選択肢3 “as well as”は “〜だけでなく、〜もまた”という意味で、ハーグ法が軍事作戦の手段や方法に関して、ガス兵器の使用禁止だけでなく、特定の軍事作戦方法も取り扱っていることを示しています。選択肢1 “besides”は “〜に加えて”という意味、選択肢2 “addition to”も似た意味を持ちますが、 “as well as”がこの文脈で最も自然な接続詞となります。

 

[13]-3: “of”

解説: 選択肢 “of”は “〜の重要性”という意味で使用されており、 “aerial warfare might be of major significance”という表現は、 “航空戦が主要な重要性を持つかもしれない”という意味になります。 “as much as”(同じくらい)や “no more than”(それ以上ではない)は、この文脈では航空戦の重要性を正確に表すのに適していません。第一次世界大戦での航空機の役割から、航空戦が重要であることが明らかになったため、 “of major significance”が正しい答えです。

 

[14]-1:  “though”

解説:  “though”は “〜にもかかわらず”という意味で、ここでは核兵器の使用に関する具体的な法律がまだ存在しないことを指摘しています。 “and”(そして)や “no less than”(〜ほどではないが)は、この文脈での核兵器の法的地位の不確かさを表現するには不適切です。 “though”が正しい選択です。

 

[15]-1:  “evaluated”

解説:  “evaluated”(評価される)は、第二次世界大戦で新しい戦争方法が現れたことに関連して、既存の法律に基づいてその合法性を評価する必要があることを意味します。 “invented”(発明された)や “Speculated”(推測された)は、法的な評価という文脈には合いません。 “evaluated”が最も適切な選択肢です。

 

[16]-3:  “an undefended”

解説:  “an undefended”(防御されていない)は、無防備な都市に対する無差別な空爆が国際慣習法のルールに反すると見なされることを示しています。 “a disdefended”や “an antidefense”は正しい英語の表現ではありません。 “an undefended”が正しい表現です。

 

[17]-2:  “unanimously”

解説:  “unanimously”(全員一致で)は、国際司法裁判所(ICJ)が核兵器の使用が国際法に違反する可能性があるという意見を全員一致で持ったことを示しています。 “anonymously”(匿名で)や “necessarily”(必然的に)は、裁判所の意見の性質を表すのに適切ではありません。 “unanimously”が適切な選択です。

 

[18]-3:  “on”

解説:  “on”は “続けて”という意味で、ICJが自衛の極端な状況での核兵器の使用が合法か非合法かを最終的に結論づけることはできないという判断を示しています。 “toward”(〜に向かって)や “again”(再び)はこの文脈に合いません。 “on”が正しい選択肢です。

 

[19]-3:  “that”

解説:  “that”は、核兵器が不必要な苦痛を引き起こし環境に悪影響を与える兵器の禁止に該当すると期待されることを示しています。 “to”や “although”は文法的にこの文脈に合わないため、 “that”が正しい選択肢です。

 

[20]-1: “populations”

解説:  “populations”(人口)は、国際会議が武装解除と紛争のルールに関する合意に達することができなかったことにより、草の根運動が増加していることを指しています。 “lawyers”(弁護士)や “politicians”(政治家)では、この草の根運動の参加者を正確に表現していません。 “populations”が正しい選択肢です。

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