慶應SFC 1998年 環境情報学部 英語 大問1 語法三択解説

[1]: 2「diminishing」

解説: 「diminishing」が正解です。紙ベースの文書が長年にわたり人類の知識や情報を保存する主要な手段であったが、デジタル化の進展により、紙の重要性は「減少している」ことを指しています。「expanding」は拡大を意味し、この文脈では不適切です。「stabilizing」は安定化を意味しますが、情報の保存や配布方法がデジタル化によって変化している現状を反映していません。

 

[2]: 3「awkward」

解説: 「awkward」が正解です。紙ベースの文書は保管や伝送において「扱いにくい」とされており、内容もテキストや図面、画像に限定されていることが多いです。「suitable」や「reliable」は、紙ベースの文書の特性としてこの文脈には合いません。「awkward」は、デジタル文書と比較した際の紙の不便さを表しています。

 

[3]: 3「up of」

解説: 「up of」が正解です。デジタル化された文書は、写真、ビデオ、オーディオ、インタラクティブな要素など、多岐にわたる要素で「構成される」ことを示しています。「out with」や「up with」はこの文脈において文法的に不正確な表現です。「up of」は、複数の要素から成るデジタル文書の性質を正確に表しています。

 

[4]: 1「allow」

解説: 「allow」が正解です。将来のネットワークの強力なデータベース技術は、文書をインタラクティブに探索しながら「索引付けし、取り出すことを可能にする」ことを指しています。「replace」や「require」は、この文脈において提案されている機能とは異なります。「allow」は、新しいデジタル文書が提供する機能の拡張を指しています。

 

[5]: 2「over」

解説: 「over」が正解です。紙ベースの書籍や新聞には、デジタル版と比較して多くの「優位性がある」ことを指しています。「upon」や「with」は、この比較の文脈で適切な前置詞ではありません。「over」は、一方が他方に対して持つ優れた点を比較する際に用います。

 

[6]: 1「functionality」

解説: 「functionality」が正解です。デジタル文書が広く利用され始める最初の段階では、古いメディアを単に複製するのではなく、新しい「機能性を提供する」ことが強調されています。「productivity」や「reliability」も重要な特性ですが、この文脈では新しい機能や利便性が重視されています。

 

[7]: 1「more cumbersome」

解説: 「more cumbersome」が正解です。テレビは書籍や雑誌に比べて「より扱いにくく」、解像度も低いが、ビデオエンターテインメントを家庭にもたらす新しいメディアとしての魅力があります。「more widespread」や「more convenient」という選択肢は、テレビの特性を説明するこの文脈では適切ではありません。

 

[8]: 3「compelling」

解説: 「compelling」が正解です。テレビが書籍や雑誌と共存する場所を見つけた理由は、それが非常に「魅力的である」からです。「aggravating」はイライラさせること、「enduring」は長続きすることを意味しますが、ここではテレビの魅力がポイントです。

 

[9]: 2「incremental」

解説: 「incremental」が正解です。コンピューターや画面技術の「段階的な改善」により、将来的には今日の紙の本に近い形の電子ブックが実現するとされています。「implicit」や「incidental」は、この技術進歩の性質を表すのに適切な表現ではありません。

 

[10]: 2「flip」

解説: 「flip」が正解です。未来の電子ブックでは、指で「ページをめくる」ことや声で特定の箇所を検索することが可能になると述べています。「write」や「edit」もデジタル文書の操作に関連しますが、「flip」はこの文脈での直接的な読書体験に関連しています。

 

[11]: 3「redefinition」

解説: 「redefinition」が正解です。デジタル文書は「文書自体の再定義」をもたらし、これが「author」、「publisher」、「office」、「classroom」、「text」などの意味を再考させることになると述べています。「reinstallation」や「replacement」は、この変化の深さを十分に表していません。

 

[12]: 1「“dumped”」

解説: 「“dumped”」が正解です。オンラインコンテンツの初期段階で、出版社が紙の版からテキストをそのままオンラインに「移行した」ことを指しています。「rejected」や「expelled」は、この文脈での内容の移行を正確に表す表現ではありません。「“dumped”」は、紙からデジタルへの単純な移行を意味しています。

 

[13]: 2「deleting」

解説: 「deleting」が正解です。オンラインコンテンツが他のメディアから持ち込まれた初期の内容は、しばしば写真、チャート、グラフィックスが削除されていたことを指しています。「adding」や「modifying」は、この文脈でのオンラインコンテンツへの対応として適切ではありません。「deleting」は、元々の紙ベースの出版物からオンライン版へと移行する過程で、視覚的要素が取り除かれたことを指しています。

 

[14]: 3「diffused」

解説: 「diffused」が正解です。通信が高速化し、商業的な機会がさらに広がるにつれて、オンラインコンテンツにはより多くのオーディオやビデオ要素が取り入れられると述べています。「Opaque」や「expensive」は、この文脈でのオンラインコンテンツの進化を示すのに適切な表現ではありません。「diffused」は、情報やメディアの要素が広範囲にわたって分散し、統合される様子を示しています。

 

[15]: 1「approximations」

解説: 「approximations」が正解です。CD-ROMベースのマルチメディアタイトルが、将来の豊かなドキュメントがどのようなものになるかの現時点での最良の近似例とされています。「solutions」や「resolutions」は、この文脈での将来のドキュメントの表現としては適切ではありません。「approximations」は、現在利用可能な技術やコンテンツが、将来のデジタルドキュメントの可能性を示唆していることを指しています。

 

[16]: 2「commonplace」

解説: 「commonplace」が正解です。映像編集や特殊効果の作成用PCソフトウェアが、デスクトップパブリッシングソフトウェアと同様に日常的に利用されるようになると述べています。「mediocre」や「outdated」は、この文脈でのソフトウェアの普及と利用の進化を示すのに適切な表現ではありません。「commonplace」は、特定の技術やツールが広く一般に受け入れられ、使われるようになる状況を指しています。

 

[17]: 2「figure」

解説: 「figure」が正解です。マルチメディアの先駆者たちが、映画が単なる現実の記録や演劇の撮影以上のものであり、新しい芸術形式としてどのように観客を引き付けることができるかを理解し始めたことを指しています。「make」や「stand」は、この文脈での映画技術の革新的な活用を示すのに適切な動詞ではありません。「figure」は、新しいメディアの可能性を理解し、そのメディアを革新的に活用し始める過程を示しています。

 

[18]: 2「with」

解説: 「with」が正解です。マルチメディアの未来の創造者たちが、現存する技術を用いて、それが何を実現できるか、彼ら自身がそれをどのように使えるかを探求していることを指しています。「at」や「in」は、この文脈での技術との相互作用を表す前置詞としては適切ではありません。「with」は、技術を利用し、それによって何かを生み出す行為を指しています。

 

[19]: 3「a synthesis」

解説: 「a synthesis」が正解です。現代のドキュメントが、既存のメディアの要素を統合し、通信を豊かにする巧妙な仕事をしていることを指しています。「an analysis」や「a rejection」は、この文脈でのメディアの要素の統合を表すのに適切な表現ではありません。「a synthesis」は、異なる形式の情報やメディアが組み合わさって新しい形のコミュニケーションを生み出すプロセスを指しています。

 

[20]: 2「thwarted」

解説: 「thwarted」が正解です。多くの才能ある人々の潜在能力と志向が、経済的な理由や適切なツールの欠如によって阻害されてきたことを指しています。「encouraged」や「supported」は、この文脈での潜在能力の阻害を示すのに適切な表現ではありません。「thwarted」は、才能や創造性が十分に発揮されなかった状況を指しています。

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