慶應SFC 2015年 総合政策学部 英語 大問2 語法三択解説

[31]: 2「in ways」

解説: 「in ways」は「方法で」と訳され、他者の行動を形作る方法に関して述べています。これは、望む結果を生み出すような方法で他者の好みを形成することを意味します。選択肢1の「so」と選択肢3の「such」はこの文脈では不適切です。「so」は結果を導くための接続詞であり、「such」は「そのような」という形容詞で、どちらも「方法」を示す「in ways」という表現の意味を正確に反映していません。

 

[32]: 1「even though」

解説: 「even though」は「にもかかわらず」と訳され、ある状況が存在するにもかかわらず、それが広く使用されていることを示しています。この場合、ダールのパワーの定義が一部のパワー行動しかカバーしていないにもかかわらず、今日でも広く使用されていることを指しています。選択肢2の「as long as」(「…である限り」)と選択肢3の「so that」(「…するために」)は、文脈上の意味合いとして不適切です。

 

[33]: 3「contrary to」

解説: 「contrary to」は「…に反して」と訳され、他者を彼らの初期の好みや戦略に反する方法で行動させる能力について述べています。選択肢1の「in favor of」(「…の支持で」)と選択肢2の「similar to」(「…に似て」)は、初期の好みに反する行動を強制するという文脈に合わないため不適切です。

 

[34]: 2「your」

解説: 「your」はあなた自身の努力によって他人や国の初期の好みがどの程度変更されたかを知る必要があることを指しています。「their」(彼ら自身の)や「its」(それ自身の)は、この文脈では他者の行動を変える能力を持つ主体として不適切です。

 

[35]: 1「on」

解説: 「on」は「…を向けて」という前置詞であり、「Your money or your life」と言われた状況での選択の少なさと、初期の好みとは一致しない強制的な選択を示しています。「with」(「…と一緒に」)や「about」(「…について」)はこのような脅迫的な文脈での適切な前置詞ではありません。

 

[36]: 3「missed」

解説: 「missed」という選択肢が正しいです。これは、バクラックとバラッツがダールの定義が第二の権力の「顔」、つまり議題設定と枠組みづくりの次元を見落としていると指摘したことを意味しています。選択肢1の「emphasized」(強調した)と選択肢2の「added」(追加した)は、彼らがダールの定義に欠けている部分を指摘したという文脈には合いません。

 

[37]: 3「out of bounds」

解説: 「out of bounds」という表現が適切です。これは、権力行使の第二の顔において、議題がどのようにして他者によって関連性がないかのように枠組みされるか、つまり他者の好みが無関係とみなされるようにする方法を指しています。「to the end」や「without limit」といった他の選択肢は、この文脈の意味とは異なります。

 

[38]: 2「affecting」

解説: 「affecting」という選択肢が正しいです。「affecting」は、「影響を与える」という意味で、権力行使における議題の枠組みがどのようにして他者の期待や合法性の認識に影響を与えるかを示しています。「betraying」(裏切る)や「answering」(答える)はこの文脈において意味が異なります。

 

[39]: 3「opened things up」

解説: 「opened things up」という表現が正しいです。これは、2008年の危機前には特定の特徴を持っていた国際金融政策が、G8からG20への拡張により変化したことを指しています。「carried things over」(物事を引き継ぐ)や「took things in」(物事を受け入れる)は、この開放性の変化を正確には表していません。

 

[40]: 2「constrained by」

解説: 「constrained by」という表現が正しいです。これは、行動の議題が強制や支払いの約束によって限定される場合、それは第一の権力の顔の例であると説明しています。「contrary to」(反対して)や「immune to」(免疫がある)は、この文脈では適切な表現ではありません。

 

[41]: 1「otherwise」

解説: 「otherwise」は、「そうでなければ」と訳され、人が自分の本来の欲求と異なる行動を取ることを示します。選択肢2の「publicly」(公に)や選択肢3の「involuntarily」(不本意に)は、この文脈における人々の意志や選択の自由度に関する説明とは合いません。

 

[42]: 1「have been」

解説: 「have been」という選択肢が正しいです。これは、他者の好みが見えない行為者によって形成されているという事実を指しています。「should have been」(〜すべきだった)や「had been being」(〜されていた)は、この形成の過程を正確に表していません。

 

[43]: 3「override」

解説: 「override」という選択肢が正しいです。これは、あなたが他者の初期の欲望を覆す、つまり他者が元々持っていた好みを変えることなく自分が望む結果を達成できる場合を指しています。この文脈では、他者の好み自体を形成することによって、彼らを自分の望む行動に導くことができるということを意味します。「analyze」(分析する)や「follow」(従う)はこの状況の説明には合いません。

 

[44]: 3「oppressed」

解説: 「oppressed」という選択肢が正しいです。これは、特定の選択(例えばブルカを着用すること)が自由意志によるものなのか、それとも何らかの形の抑圧によるものなのかを判断することが難しい場合を指しています。「depressed」(抑圧された)や「impressed」(感銘を受けた)は、この文脈での選択の自由度やその背後にある社会的・文化的圧力を指すのに適切ではありません。

 

[45]: 1「reflecting」

解説: 「reflecting」という選択肢が正しいです。これは、権力の公的、隠された、そして見えない「顔」が、その権力の源を発見する上での目標に対する認識の難易度を反映していることを指します。「maximizing」(最大化する)や「increasing」(増加させる)は、この文脈における権力の性質やそれがどのように理解され影響を与えるかという点では不適切です。

 

[46]: 2「are embedded in」

解説: 「are embedded in」という選択肢が正しいです。これは、人間が文化、社会関係、権力の複雑な構造内に組み込まれていることを意味しており、これらの構造が人々に影響を与え、制約を課すことを指しています。「make up for」(埋め合わせる)や「keep out of」(外に保つ)は、この文脈における構造の性質や人間の役割を正確に表していません。

 

[47]: 1「susceptible to」

解説: 「susceptible to」という選択肢が正しいです。これは、国家が追求する特定の目標が権力の第二面と第三面により影響を受けやすいことを意味しています。「valuable to」(〜に価値がある)や「comfortable with」(〜に快適)は、この文脈において目標がどのように影響を受けるかを示すのに適切ではありません。

 

[48]: 1「command power」

解説: 「command power」という選択肢が正しいです。これは、権力の第一面、つまり直接的な命令や制御にのみ焦点を当てることが、特定の構造的な目標や価値を推進する方法を理解する上で誤解を招く可能性があることを指しています。「intangible power」(無形の力)や「social power」(社会的な力)は、この文脈での権力の概念を十分に捉えていません。

 

[49]: 3「on the rim」

解説: 「on the rim」という選択肢が正しいです。これは、ネットワーク内での位置が重要な権力資源になり得るという考えを示しています。特に、ハブとスポークのネットワークにおいて、コミュニケーションの中心であるハブが強力な位置にあることを指しています。「at the front」(最前線で)や「in the domain」(領域内で)は、この種の権力の構造やその影響の説明には不適切です。

 

[50]: 2「wield」

解説: 「wield」という選択肢が正しいです。これは、国家が他の国家と共に行動し、協力することによって世界的な権力を行使できることを意味しています。「devise」(考案する)や「lodge」(提出する)は、この文脈での権力行使の方法を示すのに適切ではありません。

AO入試・小論文に関するご相談・10日間無料添削はこちらから

「AO入試、どうしたらいいか分からない……」「小論文、添削してくれる人がいない……」という方は、こちらからご相談ください。
(毎日学習会の代表林が相談対応させていただきます!)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です