慶應SFC 2019年 総合政策学部 英語 大問1 内容一致解説

[41] What is the implication of the phrase “far more disturbingly” in the 2nd paragraph?

  1. The concept is problematic but widely accepted.
  2. The idea is unfounded but often praised.
  3. The concept is vague and thus confusing.
  4. The idea is a mixture of science and emotion.

 

・正答: 1

・正答の理由: 第2段落での「far more disturbingly」は、「実際の言語能力だけでなく、より困惑させることには、人種に基づく仮定にしばしば基づく」という文脈で使われており、「この概念は問題があるが広く受け入れられている」という意味を含んでいるためです。

・不正解の理由:

2: 文章はこのアイデアが称賛されることがあるとは述べていません。

3: 「far more disturbingly」は、特定の概念が曖昧であるというよりは、その概念が持つ問題の重大さを強調しています。

4: この文脈では、科学と感情の混合というよりは、人種に基づく仮定の問題を指摘しています。

 

[42] The Gambian woman in the 3rd and 4th paragraphs is NOT represented as

  1. a woman from a non-Judaeo-Christian background.
  2. an immigrant in need of employment.
  3. a competent speaker of English.
  4. someone from a different ethnic group

 

・正答: 2

・正答の理由: 文章中でガンビアの女性は「非ユダヤ教・キリスト教の文化的および宗教的所属を示す衣服を着用している」などと紹介されていますが、雇用の必要性については言及されていません。

・不正解の理由:

1: 文章では、ガンビアの女性が非ユダヤ教・キリスト教の背景から来ていると明確に述べられています。

3: 彼女はインタビューで良い英語を話しており、英語を話せる能力を持っていると示されています。

4: 彼女はサブサハラアフリカ出身であり、典型的な白人英国人とは異なる民族性を持っていると紹介されています。

 

[43]  According to Paul Gilroy, what is being blurred in the 5th paragraph?

  1. Being British and being Caucasian.
  2. Being a migrant and being a bad speaker of English.
  3. Being white and being a colonialist.
  4. Being multilingual and being educated.

 

・正答: 1

・正答の理由: ポール・ギルロイによると、英国においては「国民的帰属感と均質性の概念が『人種』と国家の区別を曖昧にし、そのあいまいさに依存している」と述べられており、英国人であることと白人であることが混同されていることを指摘しています。

・不正解の理由:

2: ギルロイは、移民が英語を不十分に話すという理由で悪く扱われるとは述べていません。

3: 彼は直接的に白人と植民地主義者の区別を曖昧にするとは述べていません。

4: 彼は多言語能力と教育の関連について述べていません。

 

[44] According to the article, the concept of “native-speakerism” is most closely connected to

  1. capitalism.
  2. colonialism.
  3. globalism.
  4. patriotism.

 

・正答: 2

・正答の理由: 「ネイティブスピーカリズム」は、植民地主義の世界観と結びついているとされ、「植民地主義者が被植民地人に対して文化的優越性を帰属させられる」と説明されています。

・不正解の理由:

1: 資本主義と直接的に結びつけられているわけではありません。

3:グローバリズムとは直接的に関連しているとは述べられていません。

4: 愛国心というよりは、植民地主義との関連が強調されています。

 

[45] Which of the following is the central idea being presented by the author?

  1. World Englishes are the future of global communication.
  2. Native-speakerism ideals are on the decline worldwide.
  3. Overcoming communication problems between different races is hard.
  4. Your ability to speak English could be judged by how you look.

 

・正答: 4

・正答の理由: 本文の中心的なアイデアは、「英語を話す能力が、人がどのように見えるか、または振る舞うかによって判断される可能性がある」ということを明らかにしています。これは、英語がグローバルな言語であるにもかかわらず、人種に基づいた仮定がなお存在することを指摘しています。

・不正解の理由:

1: 文章は、世界英語がグローバルコミュニケーションの未来であると主張しているわけではありません。

2: ネイティブスピーカー至上主義の理想が世界的に衰退しているとは述べていません。

3: 異なる人種間のコミュニケーションの問題を克服することが困難であるとは述べていません。

AO入試・小論文に関するご相談・10日間無料添削はこちらから

「AO入試、どうしたらいいか分からない……」「小論文、添削してくれる人がいない……」という方は、こちらからご相談ください。
(毎日学習会の代表林が相談対応させていただきます!)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です