明治大学から仮面浪人で慶應SFCに合格

この度、明治大学政治経済学部で仮面浪人をし、慶應大学環境情報学部に合格いたしました。以下では、現役時代と仮面浪人時代の受験勉強についてお話したいと思います。あまり参考にならない合格体験記であると思いますが、是非読んでいただけたら幸いです。

現役時代は、早稲田大学4学部、慶應大学1学部、明治大学と立教大学をそれぞれ2学部ずつ受け、明治と立教にだけ合格しました。高校は都立の中堅校で、3年次のクラスはほぼ全員が早稲田か国公立を目指していました。最後の河合模試では、英語の偏差値が70くらいで国語は60、世界史が44くらいでした。もう世界史をどうにかするしかなく、秋冬は世界史ばかり勉強しました。11月くらいに、慶應も受験するか迷い、SFCの過去問(環境情報の2019)を見たとき、「なんだこれは。無理だ!確かにSFCは魅力的だけど、この小論文の対策に注力するなら、古典と世界史を勉強した方が早稲田の合格可能性が高まる。」と、早々に敬遠してしまいました。当時は、クラスの雰囲気や身内に早稲田生がいたことから、早慶に受からないといけないというなんとなくのモチベーションで勉強していました。それが仇となり、1月2月は、「早稲田に受かりたい、、、!早慶に行きたい、、、!」と心から思えず、勉強にも身が入らず、本番では英語ですらもとことん揮わず、早慶は全滅してしまいました。そして3月。学歴コンプレックスだけが残り、明治に行きたくないと日々泣いておりました。にもかかわらず、浪人する勇気は出ませんでした。しかし、明治での4年間はチアに捧げようと決意し、大学生活をスタートしました。実際、チアは楽しく、部活とバイトでそれなりに充実した日々を過ごしていました。

仮面浪人を意識したのは8月の終わりでした。AOで環境情報に合格した友達と再会した際に、SFCでの生活の話や、彼女の知り合いが、明治大学の政治経済学部から仮面浪人を経て環境情報学部に受かったと聞き、仮面浪人をしてSFCを目指すという道が拓かれました。また、小・中学校時代は環境問題に興味があり、環境情報学部に行きたいという漠然とした願望があったこともあり、本気で目指す最後のチャンスだと思いました。そして9月に、中学生の頃から続けていたオンライン英会話の先生(セブ島在住)に招かれてセブ島旅行をしたのですが、その行きの飛行機で、たまたま隣に座ってらしたのが毎日学習会の英語の先生だったのです。会話のきっかけは、私がTOEICの単語帳を落とし、先生が拾い、英語を勉強しているの?と話しかけてくださったことでした。そこから、先生は世界中の生徒に英語を教えており、私は仮面浪人をするか迷っているという話になり、進路相談が始まりました。英語のレベルとしては、高校3年生の時に英検準一級、大学1年の4月に受けたTOEICのIPテストでは755点を取得する程度でした。英語に関しては、SFC受験に向けて勉強を継続できる自信があったのですが、小論文だけは深刻な苦手意識があり、それを先生に伝えたところ、セブ空港到着後に林塾長を紹介してくださいました。そして帰国後の9/13から毎日学習会での受験勉強が始まりました。個別指導塾とレストランのアルバイトを10月まで続け、週4でやっていたチアリーディングの部活動は11月末まで変わらず全力で続けました。特に部活は22時まであったので帰宅が間に合わない時は駅のホームでパソコンを開き、書き途中の小論文を完成させて電話をしたり、電車の中で英語の過去問を解くなど、無駄に忙しく過ごしていました。大学の授業は政治・社会学系だったので、基本的に全て参加し、しっかり受けていました。また、1月末の定期試験も全て受験しました。

初めの方の小論文の授業は、とにかく書き直しばかりでなかなか次の過去問に進めませんでした。というのも、書き方や考え方が分からず、一日で問1だけ、という進度の上に完成度も低く、考え直し・書き直しが果てしないものでした。しかし今となっては、忙しい中でじっくり何度も同じ問題に向き合い、知見を広げ、書き方をマスターしていったことが小論文の基礎作りに繋がったと感じます。11月になり、初めて「お、これで大丈夫です。」と言われた時は、「本当ですか?!」と思わず聞き返しました。それほど却下されることが多かった私ですが、徐々にOKされる頻度が多くなり、総合政策の小論文には大分慣れていったと思います。(とはいえ全く優秀ではなかったので、勉強法やコツなどについては、無料相談や無料体験をするか、他の合格者の方々の体験記を参考にしていただきたいです<(_ _)>)環境情報の小論文に関しては、超がつくほど苦手で、かなり忌避していました。直前講習ではなかなか書き終わらず、気を病み、他の生徒さんの小論文を読んだり情報を収集することに時間をかけました。これから受験される方々にお伝えしたいことは、とにかく情報を集め、関連させ、完全に自分のものとしてスラスラと、手で、意見を書けるようになることです。
そして、総合政策学部本番では、焦りと混乱で回答欄を埋められないという本末転倒の事態が発生し、自信があったアイディアや練習が水の泡となりました。それもあって、環境情報で挽回するしかなく、前日はネタを書き出し、それぞれを簡易的な5STEPSで表すなどしました。そして本番当日は、アイディア勝負の問題ではなかったものの、今まで散々叩き込まれた「設問に答えること」を徹底しました。英語に関しては、両学部とも過去問では8~9割で安定していたので、ある程度自信を持って本番に臨むことができ、自己採点結果は7割強でした。失点原因としては、三択問題で何かと自分で根拠を持って選択した後、その根拠を疑わずに内容一致問題を解いてしまったことがあります。読み直していれば直せたミスなのに、結果どちらも間違えるという失態です。恥ずかしながら、自信を持ち過ぎていました。何事も過信せず、謙虚な姿勢でいることが大事だと身をもって実感しました。

正直、途中で仮面浪人をやめて部活動に専念しようと考えました。それでも続けられたのは毎日学習会で学んだことと、心からSFCに行きたいと思えたからです。毎日、少しでもSFCの過去問に触れ、受験を意識した読書や情報収集をしていたことで、「今、自分はSFCを受験しようとしているのだ」と常に意識できました。また、SFC出身・在学中の先生方がいらっしゃったことで、SFCがより身近に、また、より強く憧れを感じる存在になりました。(また、先生方は勉強面だけでなくメンタル面でも親身になって支えてくださり、感謝してもしきれません。)それが、現役時にはなかった、「心からこの大学に進学したい。ここで絶対に学びたい!」という強い気持ちにつながり、最後まで主体性を持って勉強できたと思います。

ここまで約2年間の受験生活に関して長々と述べましたが、多くの方にとってはただの物語として全く参考にならないかもしれません(^▽^;)現役時代と浪人時代での志望校や気持ちの変化を通して、大学受験には、色んな動機、努力のしかたがあって然るべきだと感じています。何が自分に合うのか、情報を収集するだけでなく自分の直感や気持ちを信じて挑戦し、頼れる人に頼って、勝利を掴んでいただきたいと思います。
最後まで読んでいただき、有難うございました。

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