慶應SFC 環境情報学部 2017年 小論文 徹底解説【林塾長作成】

2.

今井研究会、中浜研究会、中西研究会、Iba Lab

(20/200)各5

3.

(120/200)

 

議論の整理……日本における論文教育の現状

(5/120)……主語・対象語・動詞抜け、漢字間違い、送り仮名間違い(各-1)、論理飛躍各-1

現在、日本における論文教育には、特に中等教育までの論文教育には大きな課題がある。それは、日本の中等教育においては論文教育そのものの存在感が薄く、例えば国際バカロレアの導入校を200まで増やす文部科学省の計画でも、論文の採点ができる教員の乏しさが問題となっている。

 

問題発見……日本語で論理的な文章を書くための校正システムの欠如

(5/120) ……主語・対象語・動詞抜け、漢字間違い、送り仮名間違い(各-1) 、論理飛躍各-1

そこで私は、教員の手を介することなく、日本語で論理的な文章を書き評価する構成システムが必要だと考えている。現在、アメリカなどではこうした校正ソフトがある程度ポピュラーな立ち位置になっているが、日本ではまだ未開拓の分野であるので、私はこの開発をSFCで行いたい。

 

論証

……なぜ4つの研究会を履修するか、論理的な文章を書く上での必要な構成(Iba)・単語分類(中浜)・単語習得方法(今井)の作成、及びユーザーが書いていきデーターが溜まっていく中で改善されていくインタラクティブシステムの作成(中西)

(60/120) ……各先生を取り上げる(各15×4)、新規性がない場合(各-5×4、他の受験生の比較で判断)、緻密性がない場合(各-5×4、課題文引用で判断)、主語・対象語・動詞抜け、漢字間違い、送り仮名間違い(各-1) 、論理飛躍各-5

ここで私は、まず論理的な文章を書く上で必要な校正をTakashi Iba Labで研究したい。私はこの研究会で、論理的な文章を書く上でのパターンランケージを数々の論理的な文章を分析してまとめていきたい。これにより、「”なぜなら”という接続詞の後には抽象的な単語を、”たとえば”という接続詞の後には具体的な単語を入れる」というような論理的な文章を書く上で重要な要素が見いだせるはずだ。

その上で、論理的な文章を書き校正する上では、先に紹介した例のように、おそらく抽象的な物事を表す単語と具体的な物事を表す単語の分類が重要になると考え、中浜先生の応用言語学の研究会で「こうした文脈の中での単語の分類」について分析したい。また、今井先生の研究会では、こうした単語を子供がどのように習得したか、あるいは大人になってからどのように認知するかを研究しシステムの開発に活かしていきたい。また、中西先生の研究会では、こうした校正システムを稼働させながら新たに得ることができたデーターをインタラクティブに校正品質の向上のために利用できるようなシステムを開発していきたい。

 

結論……結論を書く

4つの研究会をどのように履修するか、どのようにあなたの目標を達成するか、それがどのように課題解決・新発見につながるか

(40/120)……各項目を書いている(各10×4)、新規性がない場合(各-4×4)、緻密性がない場合(各-3×4、問題文との関連付けで判断) 、主語・対象語・動詞抜け、漢字間違い、送り仮名間違い(各-1) 、論理飛躍各-5

このような形で4つの研究会を用いて、私は日本語の論文執筆を手助けする校正システムを開発したい。この4つの研究会については、まず井庭研究会を履修し論理的な文章の書き方をある程度体系化した上で、中浜先生・今井先生の研究会で言語学や認知心理学を学び、その上で中西先生の研究会でシステムとして実装したい。このような形で日本語論文の校正システムを完成させたい。こうした日本語論文の校正システムが中等教育における論文添削者の乏しさという問題を解決し、中等教育を通じて日本の中学・高校生にロジカルシンキングを広める大きな契機となるだろう。

 

吟味……

今後の課題(先行の校正システムや文章構成がある英語とそれが乏しい日本語の違い、採点をいかに普及させるか)

(10/120)……主語・対象語・動詞抜け、漢字間違い、送り仮名間違い(各-1) 、先行事例との違い、普及方法など1項目で5点加点×2項目まで、新規性がない場合-2×2項目まで、緻密性がない場合-2×2項目まで、論理飛躍各-1

ここで課題となるのは、英語などと比較して、日本語はしばしば主語が判別しにくく、接続詞も明確に使われないことが多いことから論理的な文章の評価が難しい点だ。こうした問題には文脈を捉え、接続詞や主語を使うことを促す形で対応する必要がある。また採点の普及についても、国際バカロレアの普及など論文指導が不可欠という環境に持っていかなければ必要性に乏しいと判断され広まらないだろう。

 

現在、日本における論文教育には、特に中等教育までの論文教育には大きな課題がある。特に論文の採点ができる教員の乏しさが問題となっている。

そこで私は、教員の手を介することなく、日本語で論理的な文章を書き評価する構成システムが必要だと考えているが、こういったシステムを開発する上での課題について考えたい。

ここで私は、まず論理的な文章を書く上で必要な校正をTakashi Iba Labで研究したい。私はこの研究会で、論理的な文章を書く上でのパターンランケージを数々の論理的な文章を分析してまとめていきたい。これにより、「”なぜなら”という接続詞の後には抽象的な単語を、”たとえば”という接続詞の後には具体的な単語を入れる」というような論理的な文章を書く上で重要な要素が見いだせるはずだ。

その上で、論理的な文章を書き校正する上では、先に紹介した例のように、おそらく抽象的な物事を表す単語と具体的な物事を表す単語の分類が重要になると考え、中浜先生の応用言語学の研究会で「文脈の中での単語の分類」、今井先生の研究会で「文脈の中での単語の認知」について分析したい。また、中西先生の研究会では、こうした校正システムを稼働させながら新たに得ることができたデーターをインタラクティブに校正品質の向上のために利用できるようなシステムを開発していきたい。

このような形で4つの研究会を用いて、私は日本語の論文執筆を手助けする校正システムを開発したい。この4つの研究会については、まず井庭研究会を履修し論理的な文章の書き方をある程度体系化した上で、中浜先生・今井先生の研究会で言語学や認知心理学を学び、その上で中西先生の研究会でシステムとして実装したい。このような形で日本語論文の校正システムを完成させたい。こうした日本語論文の校正システムが添削者問題の解決に繋がり中学生高校生にロジカルシンキングを広める契機となるだろう。

(786文字)

 

1.

(30/200)

 

問題発見

……日本語で論理的な文章を書くための校正システムの開発

(10/30) 主語・対象語・動詞抜け、漢字間違い、送り仮名間違い(各-1)

私は、日本語で論理的な文章を書くための校正システムの開発を行いたい。

論証・解決策

……論文作成教育の機能不全の解決

(20/30) 主語・対象語・動詞抜け、漢字間違い、送り仮名間違い(各-1) 、論理飛躍各-5、緻密性のなさ各-5、新規性のなさ各-5

なぜなら、現在日本では国際バカロレア導入を始めとしたロジカルシンキング教育の充実が課題となっているが、論文添削ができる教員が少ないためこうした改革が暗礁に乗り上げているためだ。

そこで人の手を介さずに論文を評価できる体制を整えることで、こうした課題を解決したい。

 

私は、日本語で論理的な文章を書くための校正システムの開発を行いたい。

なぜなら、現在日本では国際バカロレア導入を始めとしたロジカルシンキング教育の充実が課題となっているが、論文添削ができる教員が少ないためこうした改革が暗礁に乗り上げているためだ。

そこで人の手を介さずに論文を評価できる体制を整えることで、こうした課題を解決したい。

(164文字)

 

4.

(30/200)

……4つの研究会の網羅(各5×4、5点のうち1点は研究会の名前を書いていること、2点は研究会の機能を書いていること、2点は他の研究会とのシナジーを書いていること)、研究計画全体の緻密性加点(+5)、研究計画全体の新規性加点(+5)

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