慶應義塾大学 看護医療学部 AO入試 志望理由書 提出例(一条 由香研究会向け)

■ 議論の整理・・・

日本人の死因の第1位は昭和56年よりがんが1位である。現在では、年間30万人ががんで亡くなっている。生涯でがんに罹患する可能性は男性では2人に1人、女性では3人に1人と言われている。医療技術の進歩によりがんの治療成績は向上し、がんに罹患後も生存する患者が増加している。根治はできなくても、ある程度病勢を抑えた状態で生き続けることが可能になり、がん患者のQOL(quality of life)が注目されるようになってきた。一条 由香先生の論文※では、食道癌術後患者の身体活動とQOLの関係を研究されている。

■ 問題発見・・・

このようながんの時代において、がん患者に対してどのような看護を提供すればいいのでしょうか。

■ 論証・・・

まずは疼痛管理が重要であると考える。がんの種類によっては、様々な部位に痛みを引き起こす可能性がある。痛みは患者のQOLを大きく左右する因子であり、精神状態にも影響を与えることが想定される。看護師が適切に痛みの部位や原因を評価して、看護師・医師・薬剤師などの医療チームで疼痛管理をする必要がある。

次に、精神的ケアが重要である。がん患者は増加傾向にあるものの、がんを宣告された当人には経験したことのない絶望であると予想される。がんと言われれば、死をイメージすることが多いからであろう。もちろん、まだ治療成績が悪く予後不良であるがんもあるが、医療の進歩により完治に近い状態まで持っていけるがんもある。どのようながんで、どのような治療が予定され、予後はどの程度なのかなど情報を提供することも重要である。仮に余命が短いと宣告された場合には、残された日々の過ごし方や心の持ち方などを一緒に考えて、寄り添い支える姿勢が必要である。

■ 結論・・・

以上より、これからのがん看護には疼痛管理を適切に行い、患者に寄り添い支えて、精神的ケアを提供することが求められる。

■ 結論の吟味・・・

一条 由香先生に師事することで、これからのがん看護について多角的に学び研究できると考え、慶應義塾看護医療学部への入学を志望している。

※一条 由香.「胸部食道がん術後男性患者の身体活動と生活の質の関連」 修士論文,2016年.

AO入試・小論文に関するご相談・10日間無料添削はこちらから

「AO入試、どうしたらいいか分からない……」「小論文、添削してくれる人がいない……」という方は、こちらからご相談ください。
(毎日学習会の代表林が相談対応させていただきます!)





コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です