早稲田から慶應へ。異例の「仮面浪人」再受験
塾長: 栗原さん、慶應義塾大学総合政策学部への合格、本当におめでとうございます! 今回の合格は、一度早稲田大学に進学されてからの再挑戦という、非常に珍しい、そしてドラマチックな経緯でしたね。
栗原: ありがとうございます。はい、まさに「早稲田から慶應へ」という異例の形での転校のような形になりました。もともと高校時代は桐光学園で14年間サッカーに打ち込み、国内外で実績を残してきましたが、現役時は慶應SFCが第一志望だったものの、残念ながら不合格だったんです。
塾長: 現役時代も関関同立やMARCH、そして早稲田大学には順当に合格されていたんですよね?
栗原: そうなんです。サッカーと受験の両立を目指してAO入試にシフトし、早稲田を含め多くの大学に合格をいただきました。SFCへのこだわりはありましたが、当時の私は「今後のサッカー人生」を優先し、悔いを残したまま早稲田へ進学することを選びました。
押し殺せなかった「SFCへの想い」
塾長: そのまま早稲田でサッカーと勉強を続ける道もあったはずですが、何が栗原さんを再受験へと突き動かしたのでしょうか?
栗原: 入学前になって、自分の中で押し殺していた思いがどうしても湧き上がってきてしまったんです。「やっぱり、慶應でサッカーと勉強の両方で活躍したい」と。一度その想いが溢れ出したら、もう抑えられなくなってしまって(笑)。
塾長: そこからの決断と行動力が凄まじかったですね。
栗原: そうですね。決意してからはあっという間でした。早稲田での大学サッカー部への入部を断念し、そこから約1ヶ月半弱という短期間で書類を作成し、提出し、面接試験へ挑みました。そして今回、「3度目の正直」でついにSFCへの合格を掴むことができました。
合格の決め手は「スペック」ではなく「覚悟」
塾長: 現役時代に2度不合格になり、今回3度目で合格されたわけですが、ご自身では何が勝因だったと分析されていますか? 英語の資格や評定などが劇的に変わったわけではないですよね?
栗原: おっしゃる通りです。私は他の受験生と比較して、英語資格が特別良いわけでも、評定平均が極めて高いわけでもありません。サッカーの実績はありましたが、それは現役時も同じでした。それでも合格できたのは、「慶應への想い」を表現しきれたからだと思っています。
塾長: 「想い」ですか。
栗原: はい。「早稲田に進学してでも、サッカー人生のリスクを負ってでも、SFCで学びとサッカーの両輪を回したい」という覚悟です。もちろん研究テーマも重要ですが、それを合格レベルに押し上げるには、志望校への「熱量」が必要不可欠なんです。
塾長: なるほど。上っ面の言葉ではなく、本気の覚悟が教授陣に届いたということですね。
栗原: そう確信しています。「将来これを実現するために、どうしてもSFCが必要なんだ」という気迫と愛をぶつけること。これができれば、言葉だけで丁寧に書いた綺麗な文章よりも、遥かに合格に近づきます。これから受験する皆さんには、「志望校への想いは誰にも負けない」という気持ちと、そのために本気で挑戦する勇気を持ってほしいですね。
毎日学習会の活用法と、受験生へのメッセージ
塾長: 今回、毎日学習会もサポートさせていただきましたが、どのように役立ちましたか?
栗原: 毎日学習会では、非常にテクニカルかつアカデミックな視点から、私のやりたいことを学習計画として具現化していただきました。林先生をはじめ、先生方が生徒に対して本当に熱心に指導してくださるので、その下でより実践的な計画を練ることができたのは大きかったです。
塾長: そう言っていただけると嬉しいです。ただ、栗原さんが強調されている通り、最後に合否を分けるのはもっと内面的な部分ですよね。
栗原: ええ。テクニカルな部分は塾で補えますが、先ほど述べた「熱量」や「愛」は、誰かに教わって身につく領域ではありません。AO入試はその人を総合的に評価する入試です。だからこそ、誰かに作らされた人工的な書類ではなく、自分自身で真剣に考えて作り上げた書類にこそ価値があります。
塾長: 「作らされたもの」では勝てない、と。
栗原: 間違いありません。今回の合格要因は、SFCでサッカーと勉学の両方を実現したいという、私自身の「確固たる覚悟」でした。この受験で得た経験と自信を、今後の将来でも積極的に活かしていきたいです。これから受験する生徒の方も、ぜひアツい想いを持って、志望校への合格を掴み取ってください!
















コメントを残す