高専卒業から慶應SFC春AO合格

私は地方の高専で情報科を卒業後、毎日学習会のみの対策で、春AOにてSFCに合格することができました。

ここでは、自分の高専在学中から合格までの話と、受験期間中に毎日学習会に感じたありがたさ、そして高専生へのメッセージを記したいと思います。

高専5年から春AO合格までのお話

高専時代、私は卒業後の進路でとても悩んでいました。

まず工学系への編入で理工や情報の分野の研究を行う、ということには、あくまで何かを作る、解決するための手段としてIT技術を学びたい、と考えていた私はあまり魅力を感じていませんでした。

かといって就職したいと思うほど自分の実力に自信もなく、また最終学歴というものを考えた際は大学に行ったほうが良いのは明白で、親からも「大学には行っておいた方がいい」と言われていました。

しかしオープンキャンパスを回ったり、インターネットで各大学の説明を見ていても、なかなかこの大学に行きたい、と思えるような場所を見つけることができずにいました。

そんな中、高専の卒業研究をしていた5年生の10月ごろ、かつての高専の先輩がSFCに入学した、という話を聞きました。調べてみると、その自由度、学生や先生のレベルの高さ、研究範囲の広さに、初めて大きな興奮、ワクワクを感じました。

高専の延長のような大学生活ではない未来を想像でき、強く行きたいと思うようになりました。

進路を定めたのち、毎日学習会にはその先輩からの勧めで入りました。

10月ごろから一般受験の対策を始めましたが、そちらでは残念ながら不合格に。

春AOを次の目標として準備を始めました。結果的にですが、AO対策の方が毎日学習会に感じたありがたさは大きかったです。

AOの対策としてやったことは、「学びたいことの整理」と「何を研究するのかを考えること」でした。対策というよりも自己分析と整理、将来設計をしたという方があっているかもしれません。

漠然と高専5年間で学び足りないと感じていたものや、自分のコンプレックスに感じている分野などを整理し、なぜそう感じていたのかを分析することで、自身がやりたいことはなんなのか、何を研究する必要があるのか、根底にある思いはなんなのか、といったことを明確にしました。

そうしてできた自分の中の軸を元に、アウトプットの練習を行い、無事春AOにて合格することができました。

毎日学習会に感じたありがたさ

上記のようなAO受験に向けた活動は、毎日学習会に所属していなければなかなか難航していたと感じています。地方のためSFCの受験に向けた塾はありませんでしたし、宅浪の身からするとついサボっていたことが容易に想像できます。

毎日確実に進捗を出すこと、出せていなくても先生と議論を交わせること、そしてバックグラウンドの違う多くの先生方から意見をもらうことで、自分一人では気づかなかった点や、議論の中で生まれる新しい考えなど、一人では絶対に辿り着けない部分まで深めることができたと思います。

また合宿についても大変ありがたかったです。AOの提出資料作りは実際とても大変でした。論理的な細かい部分から、見た目やデザインによる印象までこだわると、本当に時間がかかります。そうした大変な作業は、他の仲間たち、そして先生方がいる環境でなければ、終わらせられないとまで行かなくても、クオリティはだいぶ下がっていただろうなと感じています。

毎日学習会は、その名の通り毎日進捗を出せる場所です。

自分のことを「やればできる子」だと感じている人には特におすすめできます。私がそうでした。しかし、私の持論ですが「やればできる子」だとしても、「やらなくてできない人」であれば「やってもできない人」と変わりないな、という考えがあります。

「やらない人」から「やる人」に変わるサポートをしてくれる毎日学習会には、大きな価値を感じています。

高専生へのメッセージ

最後に高専生の後輩の方々へ、進路決定に向けてアドバイスをしたいと思います。

研究活動の最中や5年間の活動の中で、カリキュラムへの不満や自分の活動への後悔はありませんでしたか。

もう一度高専時代を振り返ってみることで、自分の軸というものを見つけることができると思います。それもおそらく普通科の高校生よりも期間が長かったり専門性が高いため見つけやすいはずです。

そうしてできた軸のもと、周囲の空気に流されるような進路決定ではなく、能動的な選択をして欲しいと思います。

私はSFCですが、他にも研究中にデザインやUX設計に目覚めて美大に行った友人もいます。やりたいことを見つけるのは初めは大変ですが、友人や先生と話したり、またそういった話ができる人がいないなら、この毎日学習会の無料期間などで、少し相談してみるのもいいかもしれません。

やりたいことを見つける、進路を決定する、とても大変なことですが、貴重な10代後半から20代前半を過ごす場として、ぜひ頑張って整理して、決めて欲しいと思います。

 

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