私は、千葉県の名門進学校に進学したものの、在学中の成績があまり芳しくなく、また在学中に起業に熱中したこともあり、大学受験はせずにそのまま自分の会社を高校卒業後も経営しつづけてきました。
売上は順調に伸び、私一人が生活するのには十分以上の結果を出すことが出来ましたが、ふと我が身を顧みたときに、やはり大学に行っていないがゆえの限界を感じることも多々ありました。
そこで、私が経営する会社はマーケティングに特化した会社なのですが、大学でしっかりマーケティングを学び直したいという気持ちが強まり、ベンチャーの聖地と言われる慶應SFCを目指すことにしました。
毎日学習会を最初に知ったのは、私の母親が紹介してくれたのがきっかけです。最初は毎日10分でAOで合格できるなどというのはうさんくさいと思い、塾長と話すことすら嫌がっていましたが、最終的には多忙な仕事の中で多くの時間を取ることは難しく、大学に進学するのであればAO入試が現実的な選択肢であると考え直し、しぶしぶ塾長とお話することになりました。
塾長とお話をする中で、他の先生も紹介してくださり、まさにチーム戦で私のAO入試を支えてくださる体制が取れました。林塾長は私がマーケティングの企業を経営し、ある程度以上の売上利益を出していることに着目し、高校時代の勉強の失敗についてではなく、むしろ起業の成功について強調するようにという指導をしてくださいました。林塾長は去年日本で一番売れたWebマーケティングの本である「ファンダメンタルズテクニカルマーケティング」の編集協力者でもあり、まさにマーケティングの専門家であるということが私にとっては非常にありがたかったです。
また、東大卒の近藤先生やトルコの大学院に留学中にSFC卒業生である望月先生など、まさに専門家集団といえるSFC AO対策のチームが私の書類通過から面接までをしっかりサポートしてくれました。
面接で合格したことは、私にとって寝耳に水であり、大変驚くべきことでしたが、最初の授業で林先生に「安物のスーツではなくオーダーメイドのスーツを買うように」とお叱りを受け、即スーツを揃えました。日々叱咤激励されながら長時間の面接練習をこなしたことで本番でも自分のいいたかったことが言えるようになりました。またオーダーメイドのスーツを買ったことも自信に繋がったと思います。
合格した今でも、正直自分が慶應に入ったという実感はありません。私は会社経営者でもあるので日々忙しいタイムスケジュールの中での通学になりますが、少し遅れた大学入学を楽しみたいと思います。
コメントを残す