[21] Which of the following best characterizes the author’s overall attitude toward the graying of the world population?
- The author is quite optimistic about the consequences of the demographic shift.
- The author is concerned about the serious effects of graying on various aspects of our society.
- The author is confident that solutions will soon be found for problems arising from the demographic shift.
- The author is convinced that there is nothing we can do to prevent the negative effects of graying on our society.
・正答: 2
・正答の理由: この記事では、世界人口の高齢化による様々な社会的影響について懸念が表明されています。著者は、「世界人口の高齢化がもたらす深刻な影響について懸念している」と述べており、これは記事全体のトーンと一致しています。高齢者人口の増加と平均年齢の上昇が人類にとっての大きな挑戦であることが強調されています。
・不正解の理由:
1: 著者は高齢化の結果について楽観的ではありません。
3: 解決策がすぐに見つかるという確信は示されていません。
4: 高齢化のネガティブな影響を防ぐ方法がないと著者は断言していません。
[22] Which of the following goes against the facts given in the article?
- Graying is happening not only in the developed countries but also in the developing countries.
- More than twenty percent of the world population is expected to suffer from dementia in 2050.
- Brazil’s population of elderly people in 2050 will be more than four times larger than it is now.
- India’s population of people aged sixty to eighty will be more than tripled by 2050.
・正答: 3
・正答の理由: 記事では、ブラジルの高齢者人口が2050年には現在の7%から約4倍増加すると予想されていますが、これは「ブラジルの高齢者人口が2050年には今より4倍以上大きくなる」という選択肢3の記述と矛盾します。正確には、高齢者が全人口の約4分の1を占めるようになると予測されていますが、これは人口が4倍になるという意味ではありません。
・不正解の理由:
1: 記事では、高齢化が発展途上国にも影響を及ぼすと述べられています。
2: 2050年には世界人口の20%以上が認知症に苦しむと予想されています。
4: インドの60歳から80歳の人口は、現在から2050年にかけて326%増加すると予測されています。
[23] According to the article, the social safety net becomes difficult to maintain
- if retirees outnumber active working-age people.
- if active working-age people outnumber retirees.
- unless the retirement age is raised so that workers support retirees for longer.
- unless the retirement age is lowered so that more younger people may join the workforce.
・正答: 1
・正答の理由: 記事では、若い労働力が高齢者を支えるのが難しくなるため、社会保障制度の維持が困難になると述べられています。これは、選択肢1「退職者が現役世代を上回る場合」の状況が起こると、社会保障制度の維持が困難になるという点を反映しています。
・不正解の理由:
2: 現役世代が退職者を上回る状況は社会保障制度にとって好ましいです。
3: 定年年齢を引き上げることは記事で提案されていますが、それが難しい理由も説明されています。
4: 定年年齢を下げることは記事では議論されていません。
[24] In the 6th paragraph, the author states: “their concerns will start to overwhelm those of younger people.” Which of the following would be the most unlikely example of “their concerns”?
- Concern for keeping what they have.
- Concern for preserving the past as they imagine it.
- Concern for avoiding the untried and unfamiliar.
- Concern for developing their career path.
・正答: 4
・正答の理由: 記事の第6段落で著者が述べている「彼らの懸念が若者のそれを圧倒し始める」という文脈では、「彼ら」とは高齢化している人口を指しています。選択肢1、2、3は高齢者が持ちがちな懸念(持っているものを守ること、過去を保持しようとすること、未試行のものや馴染みのないものを避けること)を反映しており、高齢化社会での高齢者の態度や価値観に合致しています。しかし、選択肢4「自身のキャリアパスを発展させることへの関心」は、主に若者や働き盛りの人々に関連するものであり、高齢者が最も関心を持つとは考えにくい事柄です。したがって、この選択肢は「彼らの懸念」として最もありそうにない例です。
・不正解の理由:
1: 高齢者が自分たちが持っているもの、例えば経済的資産や健康を守りたいという懸念は、高齢化する社会で一般的なものです。
2: 過去を保持しようとすることや「昔の良い時代」への郷愁は、高齢者の間でよく見られる傾向であり、彼らの懸念を反映しています。
3: 新しい体験や変化を避ける傾向も、年齢とともに増すことがあり、高齢者の一般的な懸念と考えられます。
[25] According to the article, the policy debate about pensions and medical care in the United States can be seen as representing
- a struggle between generations, each pursuing their own interests.
- a concerted effort among different generations to pursue a common goal.
- a futile effort on the part of government to find an easy solution for a difficult problem.
- a case in which policymakers are often trapped in the box they built.
・正答: 1
・正答の理由: 記事では、年金と医療ケアに関する政策討論が、高齢労働者の利益(安定した年金と医療ケア)と若者の利益(教育、将来のインフラ、機会)を対立させる形で進行していることが示されています。これは、選択肢1「世代間でそれぞれが自分たちの利益を追求する闘い」として最も適切に表現されています。
・不正解の理由:
2: 異なる世代が共通の目標を追求しているとは述べられていません。
3: 政府が簡単な解決策を見つけようとする無駄な努力とは説明されていません。
4: 政策立案者が自分たちの作った枠組みに閉じ込められているケースとは述べられていません。
[26] The word “xenophobic” as used in the 8th and oth paragraphs comes from “xenophobia,” which means
- a strong feeling of dislike or fear of women.
- a strong feeling of dislike or fear of people from other countries.
- a strong desire to create a system in which one nation controls other nations.
- a feeling of love for and pride in your country.
・正答: 2
・正答の理由: 記事では、「xenophobic」という言葉が、「他国人に対する強い嫌悪感または恐怖感」と定義されており、これは選択肢2「他国の人々に対する強い嫌悪感または恐怖感」に一致します。
・不正解の理由:
1: 女性に対する嫌悪感や恐怖感には言及されていません。
3: 一国が他国を支配しようとするシステムについては述べられていません。
4: 国に対する愛や誇りに関する定義とは異なります。
[27] Robert Sapolsky’s research as mentioned in the 8th paragraph supports the idea that people
- remain just as open-minded or closed-minded irrespective of their age.
- can retain their open-mindedness with effort.
- tend to become more conservative as they grow older.
- tend to become more radical as they grow older.
・正答: 3
・正答の理由: ロバート・サポルスキーの研究は、人々が年を取るにつれて新しい変化や経験に対して閉鎖的になる傾向があることを支持しています。これは、「年を取るにつれて人々は保守的になる傾向がある」という選択肢3に一致します。
・不正解の理由:
1: 年齢に関係なく開かれた心を保つことには言及されていません。
2: 開かれた心を維持するための努力については議論されていません。
4: 年を取るにつれてより急進的になるという証拠は提供されていません。
[28] In the 10th paragraph, the author states: “it’s often taken as a given that life must be preserved and prolonged.” Which of the following best paraphrases this statement?
- Life should be considered as a gift and therefore you need to take good care of it.
- Life is granted by God and therefore only God has the right to end it.
- There is a presumption that a longer life is a better life.
- Immortality will be made possible through advances in medical technology.
・正答: 3
・正答の理由: 「人生は保存され延長されるべきであると一般に考えられている」という選択肢3は、記事で述べられている「人生を保存し延長することが当然とされている」という文の意味を最もよく再表現しています。
・不正解の理由:
1: 人生を大切にするべきだという考え方はこの文の主題ではありません。
2: 神による人生の授与とその終了についての権利には触れられていません。
4: 不老不死を実現する医学技術の進歩については直接言及されていません。
[29] Which of the following would best represent Richard Posner’s position in the 11th paragraph?
- Advancement in medical science is a blessing because we can now enjoy a long life.
- The fact that our lifespan is limited is a blessing in disguise because younger generations will be able to take the place of older generations.
- We should be allowed to remain in the workforce as long as possible so that we can make enough money before retirement.
- We should respect the moral code which says that children should always be obedient to their parents, no matter what.
・正答: 2
・正答の理由: リチャード・ポズナーの立場は、「医学の進歩は祝福であり、今では長い人生を楽しむことができる」という選択肢1とは反対のものです。彼は、人生の限界があることが若い世代にとって間接的な恩恵であると考えています。これは、「限られた寿命が恩恵である」という選択肢2の立場に最も合致します。
・不正解の理由:
1: 医学進歩の肯定的な見方をしているわけではありません。
3: 労働力に残るべきであるという提案はしていません。
4: 親への子供の従順については言及していません。
[30] According to the article, which of the following is NOT true about global graying?
- In spite of all the negative aspects of global graying, it may have a positive effect on our environment.
- It may have a negative impact on our society such as labor shortages, falling production, and political unrest.
- Policymaking may be negatively impacted because older people’s interests may be promoted at the sacrifice of those of younger people.
- We have a clear understanding of the causes and consequences of global graying, and we have policies in place to address them.
・正答: 4
・正答の理由: 記事では、世界人口の高齢化がもたらすさまざまなネガティブな影響について懸念が表明されていますが、これらの影響を防ぐための明確な理解や既存の政策があるとは述べられていません。選択肢4「高齢化の原因と結果を理解し、それに対処する政策が既に存在する」という記述は、記事の内容と矛盾します。
・不正解の理由:
1: 高齢化が環境にプラスの影響を与える可能性があると述べられています。
2: 労働力不足、生産の減少、政治的混乱など、社会にネガティブな影響を与える可能性が指摘されています。
3: 政策立案において高齢者の利益が若者のそれを犠牲にして推進される可能性が懸念されています。
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