慶應SFC 2009年 総合政策学部 英語 大問2 語法三択解説

[31]-2 for :

「幸福」を単なる「価値」と同一視する極端な個人主義が、政治的な選択や市場の方針を上回るようになりました。これは、「価値」と「価値観」、「I(自分)」と「We(私たち)」を持続可能な形で再統合することができなくなった現代社会の問題を指摘しています。選択肢1の「for」と選択肢3の「as」は文脈において適切な前置詞ではなく、幸福の定義を限定する形ではないため不適切です。

 

[32]-1 purposefully:

組織や私たちの生活において「価値」と「価値観」を意図的に融合させることの重要性を強調しています。この行為は偶発的や偶然に起こるものではなく、意識的な努力が必要であることを示しています。選択肢2の「accidentally」と選択肢3の「incidentally」は、このプロセスが意図的である必要があるという点を反映していないため不適切です。

 

[33]-1 estimation:

「価値」に関する会話では、現在または予想される価値の具体的な評価を意味し、通常は金銭的な等価とそう遠くない意味合いを持ちます。選択肢2の「escalation」と選択肢3の「investment」は、この文脈での「価値」の定義とは異なる概念を提供しているため不適切です。

 

[34]-3 ignores:

「価値観」について話す際には、金銭を無視して人々の間の相互作用や信念に焦点を当てます。これは、「価値」が私たちを富ませるものであるのに対し、「価値観」は私たちを人間らしくするものであることを示しています。選択肢1の「increases」と選択肢2の「incorporates」は、金銭を完全に無視するというこの文脈のニュアンスを正確に捉えていないため不適切です。

 

[35]-1 reside:

私たちが他者と運命を共有するのは、場所に基づくのではなく、市場、ネットワーク、組織における目的に基づいています。この文脈では、「住む」場所よりも、私たちが持つ目的や役割がより重要であることを示しています。選択肢2の「believe」と選択肢3の「participate」は、この文脈での「住む」という動詞の意味合いを適切に表していません。

 

[36]-3 split:

「価値」と「価値観」の間には明確な分裂が存在し、これは私たちが伝統的な「was(過去)」から離れ、市場、ネットワーク、国、組織の中で生活する現代の「is(現在)」へと移行した結果です。選択肢1の「coordination」と選択肢2の「comparison」は、存在する分裂の性質を正確に反映していないため不適切です。

 

[37]-2 no more than:

現代社会における私たちの支配的な共有役割は、「市民」というよりも「消費者」です。これは、市民としての自己統治が組織内で体験され、場所ではなくなっていることを示しています。選択肢1の「no less than」と選択肢3の「as little as」は、この変化の程度を適切に表現していないため不適切です。

 

[38]-2 absence:

政治的および社会的価値観の欠如がある場合、投票は政治市場での消費のための特殊な通貨に過ぎません。これは、民主主義の一部分である投票が、より広い政治的・社会的価値観と連携しない場合の限界を示しています。選択肢1の「event」と選択肢3の「institution」は、この文脈での欠如の影響を正確に反映していません。

 

[39]-3 forge:

「場所」に基づく世界では、宗教的、民族的、国家的、政治的な他の価値観が混ざり合い、「厚い我々」を鍛え上げます。このプロセスは、目的に基づく世界における組織、友人、家族間での避けられない共有運命を通じても発生します。選択肢1の「forbid」と選択肢2の「forsake」は、この融合のプロセスを適切に表現していません。

 

[40]-2 expect:

目的に基づく世界では、組織の「厚い我々」に属する人々に対して戦争を期待することはありません。これは、過去の敵対関係が現代の目的に基づく組織間の関係に影響を与えないことを意味します。選択肢1の「allow」と選択肢3の「implore」は、この新しい期待の枠組みを反映していないため不適切です。

 

[41]-1 Destabilize:

組織が消失すれば、社会は新たな組織が出現するまで不安定化します。これは、組織や中間レベルの形成がなければ大規模な社会が持続不可能であることを示しています。選択肢2の「Consolidate」と選択肢3の「Develop」は、組織の消失がもたらす不安定化の過程を適切に表していません。

 

[42]-1 vital:

19世紀のアメリカ民主主義にとって町や協会が重要であったように、組織もまた現代社会において重要です。選択肢2の「detrimental」と選択肢3の「harmless」は、組織の重要性を正確に捉えていないため不適切です。

 

[43]-3 persist:

場所に基づく中間レベルの社会形成が減少している現在、この不安定性は、「我々」が組織において共有運命を持つ「厚い過去」であることを認識するまで持続します。選択肢1の「insist」と選択肢2の「resist」は、不安定性が持続する過程を正確に表していません。

 

[44]-2 balance:

組織では、個人は自己利益と共通善をバランスよく取り扱う必要があります。これは、場所ではなく組織において他者と最も意味のある運命を共有することを意味します。選択肢1の「hinder」と選択肢3の「inflate」は、このバランス取りの必要性を反映していません。

 

[45]-3 take responsibility for:

組織における従業員やボランティアは、「価値」と「価値観」の融合に責任を持つ必要があります。これは、組織が提供する良いものにおいて価値と価値観を統合することの重要性を強調しています。選択肢1の「be indifferent to」と選択肢2の「make little of」は、この責任感の必要性を適切に反映していません。

 

[46]-3 burden:

「価値」と「価値観」の融合は、目的の世界における良い生活を導くための負担です。選択肢1の「value」と選択肢2の「right」は、この文脈での負担の概念を正確に表していません。

 

[47]-1 demands:

組織の共通善は、階層的および民主的な社会的および政治的価値観を織り交ぜることを要求します。これは、組織が個人と共通の善の間でバランスを取る必要があることを示しています。選択肢2の「demonstrates」と選択肢3の「denies」は、この要求の性質を反映していません。

 

[48]-2 promising:

組織における強固で予測可能な共有価値観は有望です。これは、組織が市場、ネットワーク、国、世界の中で友人や家族と共有する価値観の基盤となるためです。選択肢1の「progressive」と選択肢3の「premature」は、この文脈での組織の役割とその影響の正確な反映ではありません。

 

[49]-2 ignored:

組織では、「価値」と「価値観」を無視することはできません。組織は共通の善と地球全体の大きな善を結びつける必要があります。選択肢1の「promoted」と選択肢3の「achieved」は、この文脈での組織の役割と責任を正確に捉えていません。

 

[50]-1 restore:

組織は「厚い我々」を回復する解決策です。これは、「価値」と「価値観」、「I」と「We」が移行できる場であり、民主主義の二つの塔の運命を決定します。選択肢2の「regulate」と選択肢3の「monopolize」は、組織のこの役割を正確に反映していません。

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