早稲田大学 社会科学部 AO入試 志望理由書 提出例 (北村能寛研究会向け)

  • 議論の整理・・・

これまで、為替レートに関して、成行注文が、理論、実証上注目されてきたが、売り手と買い手の間の価格的合意の下に成立する。指値注文に関しての議論はそれほど活発ではない。

  • 問題発見・・・

では、為替レートについて指値注文からどのように分析することができるだろうか。

  • 論証・・・

私はこれらの問題を解決するためには、ファイナンスに対する理解を前提とし、指値注文によるテクニカル分析についてファンダメンタルを考慮から完全に除外した状態で考察することが重要であると考える。たとえば、ファイナンスの専門家である北村能寛教授は指値注文を参照にした為替レートの予測方法について、次のように発表している。注文板の情報を入力とするリカレントニューラルネットワークを用いて5分毎の為替レートの増減を予測する。単位時間を5分とした各離散時刻tにおける為替レートの増減予測に用いる入力を、時刻t-1から時刻tまでの5分間に発生した種々の取引数、指値注文数、指値注文キャンセル数からなる11次元ベクトルXt=(xt1,xt2,…,xt11)とする。これらの詳細を表1に示す。ここで、気配値が良いとは、買い指値が高いことや売り指値が低いことを意味する。リカレントニューラルネットワークでは、直近L個の入力ベクトルXt、すなわちXt-L+1,Xt-L+2,…,Xtを順番に入力して時刻tでの予測を行う。[1]

  • 結論・・・

そこで、為替レートにおいて、テクニカル分析法を専門的に研究するため、ファイナンスについて専門的知識に富む貴学社会科学部の北村能寛教授の下で、上述の問題点を整理するべく為替チャートを利用したの分析法について研究を深めたいと考えている。

貴学社会科学部の北村能寛研究会が上述の研究を進めるのに最適な研究環境との確信のもと、貴学社会科学部に入学し北村能寛研究会に入会することを強く希望する。

 

[1]伊藤 克輝、飯間等、北村能寛著『リカレントニューラルネットワークによる為替レートの予測』(2020-02-20)

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