早稲田大学 文化構想学部 AO入試 志望理由書 提出例(梅宮創造ゼミ向け)

議論の整理・・・

ヴィクトリア朝のイギリスは国として繁栄した時代であり、華々しい印象を抱くが、貧富の差が大きい時代でもあり、貧困層は食べるものに困り、犯罪に手を染めざるを得ない状況の中で生きていた。そのような状況を描き出した作家の代表がチャールズ・ディケンズである。彼自身も子供時代に貧困生活を経験していたことから、社会の底辺層に同情を寄せた温かな作風となっており、大衆から人気を博した。特に登場する人物の描写について評価が高い。主人公など登場人物の性格は多種多様で、細部に渡って生き生きとした生活が描き出される。彼はまた、死や恋愛といった普遍的なテーマも作品に織り込んでいる。

問題発見・・・

ディケンズの作品は生きている間から評価を受けていた。それは文字の読める中流階級以上の層から読まれていたということであって、読者が貧困層の暮らしぶりを扱った作品を好意的に受け取ったということになる。同時代の人たちにとって、ディケンズの作品の魅力はどのようなところにあったのだろうか。現代においては社会構造が変化し、識字率の上昇から彼の作品を読む層も広がったが、それに伴って作品の評価は変化したのだろうか。

また、同じ時代を生きていながら不遇の状況に甘んじる人々がいることについて、当時の人々はどのように捉えていたのだろうか。

論証・・・

ヴィクトリア時代の格差社会についての価値観を探るために、当時の社会構造や時代背景を史学の面から紐解いていく。そして、ディケンズの作品について、同時代から現代に至るまでの批評を学ぶことで、彼の作品についての評価の移り変わりを研究する。

結論・・・

上記について、近代英文学に精通した梅宮創造教授のもとで研究を進めることを希望する。

『ボズの眼』英文学(早稲田大学英文学会)/79号、2000

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