大事なのは、志望校への熱意
今回、慶應義塾大学総合政策学部に春A O受験で合格しました、栗原祥太です。まず簡単に私の紹介をさせていただくと、高校では神奈川の桐光学園に在籍しており、大学では早稲田大学に進学しました。つまり、「早稲田から慶應へ」という異例の形で転校を果たしたということです。14年間サッカー活動を続け、国内外で頂点に立つ実績を多く残してきた一方で、高校ではAO受験にシフトした受験対策でサッカーとの両立を図っていました。併願校であった関関同立、MARCH、そして早稲田大学への合格を順当に成し遂げましたが、第一志望であった慶應SFCへの合格は叶いませんでした。慶應へのこだわりを持っていた私でしたが、今後のサッカー人生を考え、悔いを残したまま早稲田へ進学しました。早稲田大学でサッカーと勉強を続けると考えていた中で、入学前になって私の心の中で押し殺していた思いが湧き上がってきました。
「慶應でサッカー、勉強の両方で活躍したい」。この思いを抑えられなくなった時から、私の合格までの時間はあっという間でした。大学サッカー部への入部を断念し、約1ヶ月半弱で書類提出をし、一次を突破し面接試験を行い…合格。「3度目の正直」でSFCへの合格を掴みました。
ここで主張したいのは、私のサッカーの実績や、実際に行動に起こして結果を残したという自慢話ではありません。
「志望校への想いは誰にも負けるな、そしてそのために本気で挑戦する勇気を持って欲しい」ということです。
私は決して他の受験生と比較して英語資格が特別良いとか、評定平均が極めて高いというわけではありませんでした。勿論、サッカーでの実績は多くありましたが、それでも高校3年生の時に2度も受験に失敗しています。同じような活動実績でもなぜ、3回目で合格したか。それは、慶應への想いを表現できたからだと思っています。早稲田に進学しても尚、サッカー人生を犠牲にしてもSFCで学びとサッカーの両輪を回したい。その想いを評価されたのだと思います。勿論、大学で研究するテーマは非常にキーポイントです。しかし、それを合格レベルに持っていくにも、志望校への「熱量」は必要不可欠です。
自分は将来、こんなことを実現したい、そのためにS F Cに行く必要がある。この思いを最大限伝えるには言葉だけ丁寧に書いた、上っ面の文章では届きません。読んでいる教授陣の方々が共感できるくらいの気迫と愛を、志望校にぶつけてください。そうすれば、間違いなく合格に近づきます。
毎日学習会では非常にテクニカル、アカデミックの視点から学習計画を具現化してくれると思います。また、林先生をはじめ、先生方は生徒に対して、熱心に指導していただけます。その先生の下で、より実践的な計画を考えるといいと思います。ただし、先ほど述べた「熱量、愛」は誰かが教えられる領域ではないと思います。結局A O入試はその人を総合的に評価する入試です。だからこそ、誰かに作らされた、人工的なものではなく、自分自身で真剣に考えて作り上げる書類に大きな価値があります。私は、今回の受験で合格した要因は慶應義塾大学、SFCでサッカーと勉学の両方を実現したいという確固たる覚悟の決意と想いだと思っています。今回で得たこの経験を今後の将来でも積極的に活かしていきたいと感じております。
是非、これから受験する生徒の方は、アツい想いを持って志望校への合格を掴んで欲しいと思っています。
コメントを残す