慶應義塾大学SFC 総合政策学部 2018 小論文 解説

問1(5×5=25/200)・問2(25/200)

問1は正誤で5×5で25点満点、問2は5要素が正しい座標地点にあれば3×5で15点満点、2軸が妥当であれば各5点で10点満点、併せて25点満点

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問3(100/200)

問1・問2の解答を踏まえ、さらに資料1~6も参考にしつつ、上記の5つのルール に対して、党首選のルールとしての望ましさの観点から相対的な順位をつけてみ よ。(但し、同順位の者が複数あっても構わない)。そのように考えた根拠ととも に、600字以内で答えよ。

議論の整理……党首選で留意すべきこと(当選者は一人、当選者以外の序列は重要で はない、党首選出後の政党運営を視野)

20点満点、留意すべき点3つ各5点満点、留意すべき点について触れられていれば+5点、接続詞、体言止め、文法・漢字・送り仮名ミス-1

ここで、党首選において留意すべきことをまとめると、党首選であることから当選者が一人であること、当選者以外の序列は幹部人事などに反映されることはある とはいえさして重要でないこと、党首選出後の政党運営を視野に入れなければなら ないことの三つがある。

問題発見……問題がある選考方法(ペアごとの多数決)

20点満点、望ましくない選考方法に触れていれば20点満点、接続詞、体言止め、文法・漢字・送り仮名ミス-1

こうした観点から最も望ましくない選好方法は、ペアごとの多数決であるといえる。

論証……その原因(集団の絶対的傾向と異なるものが選ばれる)

20点満点、望ましくない理由が書かれていれば5点、その理由が議論の整理で挙げたいずれかの理由に紐付いていれば5点、3つの条件にそれぞれ紐付いていれば最大15点(3×5点)、接続詞、体言止め、文法・漢字・送り仮名ミス-1

なぜなら、ペアごとの多数決においては、集団の傾向と異なるものが選ばれる可能性が極めて高いためである。

解決策or結論……決選投票(各々の最も望む候補を選んだ上で、新たに候補者を選び直す)

20点満点、理由を述べられていたら5点、議論の整理と紐付いて理由を述べられていたら5点、3つの条件にそれぞれ紐付いていれば最大15点(3×5点)、接続詞、体言止め、文法・漢字・送り仮名ミス-1

そうした観点から考えると、もっとも望ましい党首選のあり方は、各々が最も望む候補を選んだ上で、その次以降の選挙においても、残された選択肢の中で最も望ましいと考えられる候補を選び直し続けることができる選挙方法であると考えられる。つまり、決戦投票法こそが、最も望ましい選挙方法であると考えられる。

解決策or結論の吟味……順位評点法(意見の多様性か可視化できるが、意見の集約に不向き)、単純多数決(最大多数の最上位の選好が反映される、過半数に届かず当選した 場合問題)、逐次消去法(段階的な絞込、少なからぬ党員に支持された候補の落選可 能性)

20点、他の方法との比較(1つにつき5点、4つで20点満点)、接続詞、体言止め、文法・漢字・送り仮名ミス-1

ここで、決選投票法と比較すると、順位評点法は意見の多様性か可視化できる が、意見の集約に不向きという点で問題がある。また、単純多数決法は、最大多数 の最上位の選好が反映される、過半数に届かず当選した場合問題がある。逐次消去法についても、段階的な絞込により、少なからぬ党員に支持された候補の落選可能 性があることが問題となる。

問4(50/200)

社会的選択の分析枠組みに基づいた分析が可能な現実の事例の中で、あなたが興 味深いと思うものを、簡単な説明とともに、300字以内で紹介せよ。

結論……最高裁判事の罷免審査

結論部分10点、書かれていれば5点、独自性5点、接続詞、体言止め、文法・漢字・送り仮名ミス-1

ここで、社会的選択の分析枠組みに基づいた分析が可能な現実の事例の中で、私 が興味深いと考えるものは、「最高裁判事の罷免審査」である。

根拠……消極的選択により実際的な改革の余地を否定している

根拠部分20点、結論の根拠が書かれていれば10点、着眼点の独自性5点、緻密性5点、接続詞、体言止め、文法・漢字・送り仮名ミス-1

なぜなら、「最高裁判事の罷免審査」においては、有権者が選びたい判事を選ぶ のではなく、有権者が選びたくない判事を選ぶ仕組みであるため、実際のところ判事を選ぶ機能を持ち得てないためである。

具体例……具体的な罷免選挙活動の実例

具体例部分5点、具体例であれば10点、独自性5点、緻密な説明をしていれば5点、接続詞、体言止め、文法・漢字・送り仮名ミス-1

例えば、憲法訴訟として有名な一人一票訴訟について、ネガティブな判断を下し た判事を罷免させようとする運動があったが、結局のところ罷免したい判事を選ぶ 仕組みの下においては、そうした運動は十分な盛り上がりを見せなかった。

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