早稲田大学 社会科学部 AO入試 志望理由書 提出例 (北村能寛研究会向け)

  • 議論の整理・・・

為替市場において、我が国の多くの国民の関心は円ドル外国為替市場にあると言える。金融収益データの為替の日次変化は日々、その市場に到達する情報によって影響を与えられる。これは、機関投資家であれ、個人投資家であれ、彼らは、市場において与えられた情報の中からそのポジションを決定するということでもある。

  • 問題発見・・・

では、円ドル外国為替市場の為替レートの日次変化についてどのように分析することができるだろうか。

  • 論証・・・

私はこれらの問題を解決するためには、為替変動に対する知識を前提とし、それらの変化が、どの様にもたらされているのかを考察することが重要であると考える。たとえば、ファイナンスの専門家である北村能寛教授は特に、GARRCHモデルにおいては、基準化残差は標準正規分布に従うといった帰無仮説がききゃくされなくなる。このことは、ニュースの流入が円ドル為替レート日次変化率分布の裾の熱さを部分的に説明するものと解釈できる。さらにここではニュースの具体性を問題とする。代表的な為替レート決定理論であるアセット・アプローチに従えば二国間為替レート主たる決定要因の一つとして、二国間の金利格差が考えられる。アセット・アプローチの立場を取れば、為替市場に流入する主なニュースとして、予期されない金利格差の変化に関するものが考えられる。と発表している。[1]

  • 結論・・・

そこで、外国為替市場における日次変化について、円ドル外国為替市場を専門的に研究するため、ファイナンスについて専門的知識に富む貴学社会科学部の北村能寛教授の下で、上述の問題点を整理するべく日次為レートの変化率について研究を深めたいと考えている。

貴学社会科学部の北村能寛研究会が上述の研究を進めるのに最適な研究環境との確信のもと、貴学社会科学部に入学し北村能寛研究会に入会することを強く希望する。

 

[1]北村能寛著『日次為替レート変化率とボラティリティ・ショックの持続性 : 円-ドル外国為替市場での考察』(早稲田大学大学院経済学研究科経済学研究会2003-07-01)

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