2020年 上智大学公募推薦入学 法学部・国際関係法学科 小論文 解答例

議論の整理(要約)

この文章では、平和を考えるときに直面する矛盾について書かれている。筆者によると、いわゆる平和とは、戦争がない状態、世界の大半の人々にとっての現実の日常のことである。戦争をなくすことで平和が実現するなら、武力を捨てることが正解となる。しかし現実には、武力を手放すと、自国を侵略の危険にさらすという矛盾が生じる。戦争を阻止する方法が見えていない今、平和という状況は、現実味のないユートピアとして認識されている。

問題発見

第二次世界大戦後、将来の戦争を阻止することが政治的課題とされてきたにも関わらず、どうして戦争が繰り返されているのだろうか。

論証

第二次世界大戦後に勃発している戦争は、大国同士の戦争ではなく、発展途上国同士の局地的な紛争、あるいは政権をめぐる内戦が中心となっている。そこに、アメリカやロシアのような大国が、紛争や内戦を展開している国や政治組織を、背後から支える構図となっている。つまり、戦争に介入するために、平和=正しい姿という考え方を利用している現実があるから、戦争はなくならないのである。

第二次世界大戦は、植民地を持たないドイツやイタリアが、国家経済の悪化を食い止めるために、他国に侵攻したという経緯がある。また、第二次世界大戦後に本格化した中東紛争も、当事者にとっては、自国や宗教的共同体を発展させるための前向きな行動である。世界に多数の国が存在する以上、国のあいだには格差が存在する。宗教や民族の共同体も同様である。格差がある限り、それを解消しようと武力に訴えるのは、歴史的に見て必然とも言える。

結論

戦争がない状態=平和を実現させるためには、国や共同体の格差をなくさなければならない。ただし、格差をなくすために、先進国も優位性や特権性を捨てる覚悟が必要である。

吟味

それぞれの国や共同体は、自己を発展させる権利がある。そのため、武器ではなく議論による戦争というように、戦うことの定義を変えてしまえば、平和が実現するのではないかと思った。(835文字)

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