上智大学 外国語学部 ポルトガル語学科 公募制推薦入試 2018年 小論文 解答例

設問

ポルトガル語圏の国々関する知識を得ることは、どのような意義があると考えられるか。
1.本文で説明されていることと関連付けて論じなさい(200字内)。

本文で説明されているように、ポルトガル語を公用語とする国はポルトガル以外にもアフリカやアジアなど複数の大陸にまたがっており、さらに各国でポルトガル語諸国共同体をつくるなど、連帯感が強いと考えられる。さらにブラジルを擁していることもあり、話者人口は世界で6番目と多い。つまり、ポルトガル語圏の国々に関する知識は非常に多岐にわたりポルトガル語を通じて、実に様々な国の歴史や文化を学ぶことができるのである。(200字)

2.あなたが本学で学びたいことと関連付けて、具体的に論じなさい(400字以内)なお、とりあげる国はひとつでなくてもよい。

議論の整理→ポルトガル語圏の国々の整理

上述のように、ポルトガル語の母語話者人口は世界で6番目と多く、ポルトガル語圏の国々の紐帯も強い。

問題発見→ポルトガル語圏の国々について学ぶ意義は?

このような国々を学ぶことの意義は何だろうか。

論証→ブラジルの民族、自然環境、自然

私は、ポルトガル語圏の国々を学ぶことは「多様性」を学ぶことだと考える。ポルトガル語を話す国で最も人口の多いブラジルは、人口の4割近くが移民背景を持っている。160万人以上の日系コミュニティもあるうえにスペイン系、ドイツ系、ユダヤ系などの移民が多数住んでいる。さらに、ブラジルは非常に多様な自然環境も持っている。熱帯のアマゾン川流域から、熱帯サバンナ地帯、さらに雪の降る地域まで、様々な気候が存在する。アマゾンには地球上の生物の15~30%にあたる500万種類近くの生物が棲んでおり、生物の宝庫である。

解決策or結論→多様性を学ぶことができる

このように、ブラジルを例にとっても民族や自然環境、生物など実に多彩な国であることがわかる。

解決策or結論の吟味→結論を吟味する

豊かで多様性に富んだポルトガル語圏の国々を知ることで「多様性」について学びたい。(399字)

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