■ 設問
英語が世界標準語としての重要度を増す現代にイスパニア語を学ぶ意義について,あなたの将来の職業展望や社会貢献の意思にも言及しつつ760字~800字の範囲内で論述しなさい。
■ 答案構成
議論の整理→ 世界の言語事情とイスパニア語の現在地
問題発見→ イスパニア語を学ぶ意義
論証→ イスパニア語圏の経済規模と経済発展
解決策or結論→ イスパニア語圏に強いグローバル人材を目指す
解決策or結論の吟味→ 米国におけるヒスパニック系人口増加が物語るイスパニア語の重要性
■ 答案
議論の整理→ 世界の言語事情とイスパニア語の現在地
イスパニア語は世界21の国と地域で公用語とされ,約4億7000万人がイスパニア語を母語とする。使用地域はスペイン本国,北米・中米・南米,アフリカと広範囲にわたり,北米・中米・南米でもっとも話者が多いのがイスパニア語である。話者人口は近年英語を抜き,中国語に次いで世界第2位となった。中国語は本質的には人口第1位の中国のローカル言語であることを考えれば,イスパニア語は英語に次いで第2位の国際言語といえよう。米国ではヒスパニック系人口が年々増加傾向にあり,イスパニア語が通じない地域はもはや存在しないとさえ言われる。イスパニア語の影響力は今後も益々高まっていくと予想される。国連公用語6言語の一つであるイスパニア語は,グローバル発信力のきわめて高い言語である。
問題発見→ イスパニア語を学ぶ意義
それではここで,今日イスパニア語を学ぶ意義について改めて考えてみたい。
論証→ イスパニア語圏の経済規模と経済発展
イスパニア語圏は今後,経済発展が大いに期待される地域である。特にメキシコでは,米国自動車メーカー各社の生産拠点建設が相次いでおり,大手日系自動車メーカーもすでに進出している。実際,経済規模を比較してみると,イスパニア語圏のGDP総額は日本のGDPとほぼ同レベルにあることに驚かされる。
解決策or結論→ イスパニア語圏に強いグローバル人材を目指す
日本ではビジネスの現場でイスパニア語が使える人材はまだ少なく,希少価値があると聞く。それゆえ,本学でイスパニア語を学ぶことにより,先陣を切って日本とイスパニア語圏を結ぶ架け橋となり,両地域の経済発展に寄与,貢献するグローバル人材を目指したい。そしてゆくゆくは,国連本部などの国際機関で,国際社会における日本のプレゼンスを高める職に就きたいと考える。
解決策or結論の吟味→ 米国におけるヒスパニック系人口増加が物語るイスパニア語の重要性
よく「人種のるつぼ」と称される米国では,イスパニア語を母語とする人口が急増しており,近い将来英語を母語とする人口を抜き去ることが予想されている。イスパニア語を習得する重要性は今後も益々高まるであろう。
イスパニア語は世界21の国と地域で公用語とされ,約4億7000万人がイスパニア語を母語とする。使用地域はスペイン本国,北米・中米・南米,アフリカと広範囲にわたり,北米・中米・南米でもっとも話者が多いのがイスパニア語である。話者人口は近年英語を抜き,中国語に次いで世界第2位となった。中国語は本質的には人口第1位の中国のローカル言語であることを考えれば,イスパニア語は英語に次いで第2位の国際言語といえよう。米国ではヒスパニック系人口が年々増加傾向にあり,イスパニア語が通じない地域はもはや存在しないとさえ言われる。イスパニア語の影響力は今後も益々高まっていくと予想される。国連公用語6言語の一つであるイスパニア語は,グローバル発信力のきわめて高い言語である。
それではここで,今日イスパニア語を学ぶ意義について改めて考えてみたい。
イスパニア語圏は今後,経済発展が大いに期待される地域である。特にメキシコでは,米国自動車メーカー各社の生産拠点建設が相次いでおり,大手日系自動車メーカーもすでに進出している。実際,経済規模を比較してみると,イスパニア語圏のGDP総額は日本のGDPとほぼ同レベルにあることに驚かされる。
日本ではビジネスの現場でイスパニア語が使える人材はまだ少なく,希少価値があると聞く。それゆえ,本学でイスパニア語を学ぶことにより,先陣を切って日本とイスパニア語圏を結ぶ架け橋となり,両地域の経済発展に寄与,貢献するグローバル人材を目指したい。そしてゆくゆくは,国連本部などの国際機関で,国際社会における日本のプレゼンスを高める職に就きたいと考える。
よく「人種のるつぼ」と称される米国では,イスパニア語を母語とする人口が急増しており,近い将来英語を母語とする人口を抜き去ることが予想されている。イスパニア語を習得する重要性は今後も益々高まるであろう。(772字)
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