慶應義塾大学 文学部 自主応募入試 志望理由書 提出例(稲葉昭英ゼミ向け)

議論の整理・・・貴学では全国家族調査を行っている。例えばその中で、1998年、2003年、2008年を通じて結婚満足度に大きな変化は見られない、などとしている(※1)。

問題発見・・・しかし、それは結婚形態の変化を見逃してはいないか。

論証・・・なぜなら、2019年現在、結婚と言っても籍を入れず、事実婚を選択するカップルも増えているからである。また同性愛者による事実上の同性婚も増えている。必ずしも従来型の「家族」を形成する人々ばかりが日本社会を形成しているのではない。むしろ、家族のあり方は実に多様化してきており、単純に「家族調査」するだけでは日本社会を形成する人々の満足度は測れないのである。全国家族調査の目的が結婚満足度を通じて人々の満足度を測るものだとするならば、こうした人々の「家族調査」も行われるべきではないか。

結論・・・そこで私は、事実婚や同性婚の人々の家族調査を行いたい。

※1稲葉昭英「NFRJ98/03/08から見た日本の家族の現状と変化」

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