慶應義塾大学 文学部 自主応募入試 志望理由書 提出例(石川透ゼミ向け)

議論の整理・・・石川透著「奈良絵本・絵巻の生成」では、物くさ太郎などの御伽草子を主な題材とした絵本「奈良絵本・絵巻」は絵と物語の文化史から解明されている。

問題発見・・・しかし、肝心の「奈良絵本」という名称がなぜ付けられたのかという点については未詳である。明治中期以降の命名である、ということだけが分かっているのみである。

論証・・・「奈良絵本・絵巻」を研究するなら、なぜその作品群が「奈良絵本・絵巻」と名づけられたのかは知っておく必要がある。研究対象のテクストのカテゴリー分けはその時代のコンテクストと密接に関わることは、ミシェル・フーコーの研究からも明らかである。したがって、明治という時代がどのようにカテゴリー分けに関連しているのかを把握しないと、明治という時代のコンテクストをひきずったまま科学的な研究が不十分で終わる可能性が高い。

結論・・・そこで私は、なぜ明治時代に「奈良絵本」と名づけられたのかを研究したい。

 

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