(ア)
7ビットでは
通りの表現ができるから、0から127までの整数が表現できる。
2の補数表現とは、
最上位ビットを1として残りで負の整数、0として0と残りで正の整数
を表現するもので、残りで表現できる整数は
通りである。よって-64から+63までの整数が表現できる。
負の数を2の補数で表現する場合は、その数の絶対値を2進法で表現し、全てのビットを反転させ、1を加えればよい。
12を表すと0001100。
反転させると1110011。
1を加えると1110100。
よって1110100である。
2の補数で表現された数の和を計算するときは、そのまま加算すればよい。
1101111 + 0011100 = 10001011
桁あふれになったビットは無視する。
0001011
よって正解は11である。
(イ)
小数点以下の数を2進数で表すとき、その数に2をかけて整数部分を取り出し、小数部分にまた2をかけて整数部分を取り出し、という計算を繰り返し、小数点部分がなくなるまで計算を繰り返せばよい。
0.125×2=0.25の整数部分は0。
0.25×2=0.5の整数部分は0。
0.5×2=1の整数部分は1。
以上により、1.125を2進数で表すと
1.001
となる。
0.6×2=1.2の整数部分は1。
0.2×2=0.4の整数部分は0。
0.4×2=0.8の整数部分は0。
0.8×2=1.6の整数部分は1。
この後は循環するので、1.6を2進数で表すと
1.10011…
となる。
(ウ)
2次方程式の解の公式より
と
になる。
桁落ち誤差とは、絶対値が大きく異なる数を足すと、小さい方の数の小さい桁が無視されてしまうこと。
bが他の係数に比べて非常に大きい場合、
となるので、
-b
と
の絶対値はほぼ等しい。
だから、
の計算で桁落ち誤差が大きくなってしまう。
この場合、
で桁落ち誤差は少ないので
とする。
なので
で解は求められる。
または
で求める。
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