慶應SFC 環境情報学部 情報入試 2016年 大問Ⅲ 過去問解説

インターネットの根本的な構造に関する知識が問われる高度な問題。

Webページにアクセスするためには、ウェブブラウザを使う。

ウェブブラウザのアドレスバーには、URLを入力する。

URLはスキーム名、ドメイン名、パスの3つの部分から構成されている。
例えばGoogleマップは
https://www.google.co.jp/maps/
でアクセスできるが、
https://
がスキーム名(どういう方式でサーバとブラウザが通信するか決める)、
www.google.co.jp
がドメイン名(サーバの名前)、
/maps/
がパス名(サーバ内でのファイルが置かれている場所への道のり)である。

ドメイン名は、アクセスすべきWebサーバを示しており、DNSによってIPアドレスに対応付けられている。
DNSとは、ドメインネームシステムの頭文字をとったもので、DNSサーバが実際動いており、名前からIPアドレスを割り出す役割を果たしている。

ドメイン名

aaa.bbb.ccc.keio.ac.jp
のうち、末尾の
.jp
が一番広い範囲を表す。
トップレベルドメインの頭文字をとって、TLDと呼ばれる。

ドメイン名は、前ほど階層が下。
bbbという領域を管理する管理者は
ccc.keio.ac.jp
の管理者からbbbに関する権限を委譲してもらう必要がある。

DNSはIPアドレスからURLを検索することも可能である。

IPv4アドレスは、32ビットのID。
組み合わせは

ある。

in-addr.arpa.が8ビット管理すればいいなら

のエントリを管理すればいい。

IPアドレスは構造を持っている。
上位ビット側はネットワーク部、下位ビット側はホスト部と呼ばれる。
つまり上位ビットでネットワーク上のどの空間にいるのかを定め、下位ビット側で具体的なホスト名を定めるのである。
ネットワーク部はホスト部を含む領域を示すため、in-addr.alpaの直前に記されるのはネットワーク部の最上位の8ビットを10進法で表現した値。
ここで、「in-addr.alpaの直前」というのはIPアドレスからURLを検索するのは「逆引き」であり、IPアドレスの上位がURLでは末尾に来るためである。

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