早稲田大学 社会科学部 AO入試 志望理由書 提出例 (周藤真也研究会向け)

  • 議論の整理・・・

言うまでもなく、人間の社会は人間によって構成される。そこで、我々が人間を人間であると認識するために、その人間の身体を認識することを必要とする。それらが容易に語りえることは、社会の身体的構成を容易に語りえることと同時に、身体の社会性を語ることの妨げとなる。

  • 問題発見・・・

では、身体の社会性についてどのように分析することができるだろうか。

  • 論証・・・

私はこれらの問題を解決するためには、社会の構成に対する知識を前提とし、それらを、身体の認識を排除して考察することが重要であると考える。たとえば、社会学の専門家である周藤真也教授は分裂病患者の発言について、自らの身体のいま-ここからそこという空間が対象化されうるということであった。だが、分裂病的な「世界」において、そこはそことしての身体性をもったものとしては成立していなかった。つまり、そこに自らの身体がある可能性は、可能性としては保持されつつも潜在的な領域にとどまっていることによって抹消されていたのである。分裂病的な現象にみられる身体の偏在はそこを対象化することで空間が構成されていき、空間が分化していくとしても、そのようにして構成される空間は、いわば平盤な空間、幾何学的にいえば厚みのない平面で表現されるような空間にたとえられるであろう。分裂病的な身体の偏在は時制をもたない、あるいはもっとしてもいましかない時間というべきものなのである。と発表している。[1]

結論・・・

そこで、身体における社会性を専門的に研究するため、社会学について専門的知識に富む貴学社会科学部の周藤真也教授の下で、上述の問題点を整理するべく客観的物質性を持たない身体について研究を深めたいと考えている。

貴学社会科学部の周藤真也研究会が上述の研究を進めるのに最適な研究環境との確信のもと、貴学社会科学部に入学し周藤真也研究会に入会することを強く希望する。

 

[1]周藤真也著『 身体がいま-ここに在るということ:身体の社会性の基底をめぐる一考察』(筑波社会学会 1996-09)

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