早稲田大学 社会科学部 AO入試 志望理由書 提出例 (小長谷英代研究会向け)

  • 議論の整理・・・

人文社会学領域におけるアメリカ民俗学はその学問としての位置づけや社会との関わりにおいて、様々な議論がある。その中でも、フォークロアに関する否定的な見方が西洋において一般的であるという問題はアメリカ民俗学において根深い問題である。フォークロアはその伝承の意味付けによってさまざまな問題を孕んでおり、それそのものがアンタッチャブルな存在として捉えられることがある。しかし、学問において、フォークロアが語る物語を考察することはその他の文学を対象に取った研究と何ら遜色のないものであるはずである。

  • 問題発見・・・

では、アメリカ民俗学についてどのように分析することができるだろうか。

  • 論証・・・

私はこれらの問題を解決するためには、フォークロアに対する理解を前提とし、それらの問題点を論じ、それらがどのような意味を持つのかを考察することが重要であると考える。たとえば、民俗学の専門家である小長谷英代教授はアメリカ民俗学の批判的歴史の挑戦は、「残存」をめぐる民俗学の言説に潜む権力を明らかにすることである。フォークロアに構造化された人種、民族、階級等の差異は、近代/現代の問題である。これを明らかにし、論じていくことによって、民俗学は初めて現代の学問と成り得るのではないだろうか。また、それは決して民俗学だけの問題ではなく、人類学、社会学、理学等、周辺領域と共有すべき近代/現代の問題であり、世界各地の民俗学者が互いに共有すべきグローバルな問題であると発表している。[1]

  • 結論・・・

そこで、アメリカ民俗学におけるフォークロアについて、研究対象としてフォークロアが忌避される根源を専門的に研究するため、民俗学について専門的知識に富む貴学社会科学部の小長谷英代教授の下で、上述の問題点を整理するべくフォークロアを取り巻く社会構造について研究を深めたいと考えている。

貴学社会科学部の小長谷英代研究会が上述の研究を進めるのに最適な研究環境との確信のもと、貴学社会科学部に入学し小長谷英代研究会に入会することを強く希望する。

 

[1]小長谷英代著『「残存」からの脱却―アメリカ民俗学の試み―』(現代民俗学会2009-03)

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