早稲田大学 政治経済学部 AO入試 志望理由書 提出例 (吉野孝研究会向け)

  • 議論の整理・・・

我が国はOECD加盟国の内、女性の社会進出が29ヵ国中28位であり、女性の社会進出が遅れているとされる。

学歴的には男女の差が少なくなりつつある現在においても、その所得の差において、男女間に差異がある。

また、政治家においても、その差は歴然としている。

政治的リクルートメント、つまりポリティカルリクルートメントとは

政治的役割・ポスト・公職に人々を誘導し,就任させる過程をいう。試験,任命,指名,くじ引き,互選,談合,順番などの方法があるが,選挙デモクラシーの拡大につれて選挙による方法が次第に定着するようになった。その意味において選挙公職の増大は民主主義の拡大ともいえよう。政党,利益団体,官僚機構,リーダーシップなどの研究が精密化する過程で,政治的補充に対する関心が増大している。[1]

ブリタニカ国際大百科事典において、この様に定義される。

政治的リクルートメントをジェンダーの観点から考察するのは有用である。

  • 問題発見・・・

では、政治的リクルートメントについてジェンダーの観点からどのように分析することができるだろうか。

  • 論証・・・

私はこれらの問題を解決するためには、世界の女性政治家における政治的リクルートメントに対する知識を前提とし、それらをマクロな視点で考察することが必要だと考える

たとえば、アメリカ政治に詳しい吉野孝教授は女性の政治的リクルートメントについて選挙制度を視点とする考察に関して触れている。[2]

  • 結論・・・

そこで、政治的リクルートメントにおけるジェンダーの視点について、マクロな視点で専門的に研究するため、英米政治、政党論について専門的知識に富む貴学政治経済学部の吉野孝教授の下で、上述の問題点を整理するべく世界の女性政治家の政治的リクルートメントについて研究を深めたいと考えている。

貴学政治経済学部の吉野孝研究会が上述の研究を進めるのに最適な研究環境との確信のもと、貴学政治経済学部に入学し吉野孝研究会に入会することを強く希望する。

[1]ブリタニカ国際大百科事典

[2]吉野孝著 『「ジェンダー」と政治的リクルートメント研究 : アングロ=アメリカのコンテキスト』(早稻田大學政治經濟學會2006-01)

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