早稲田大学 人間科学部 AO入試 志望理由書 提出例(嶋田洋徳研究室向け)

  • 議論の整理

近年の学校教育におけるストレスマネジメント教育(SME)の在り方は、従来の運動処方やバイオフィードフィードバックといった身体運動によるストレス発散法の教示という方向から心理教育を重視する方向へと移行した。このような現代のSMEでは、ストレス源に対する適切な対処能力を児童に定着させる為に、セルフコントロールを高める認知行動療法型の取り組みを行うことによって、長期的なストレス低減を目指している。その一方で、獲得している社会的スキルやコーピングレパートリーの個人差が激しい中学生集団を対象とした場合、画一的なSMEでは介入効果が薄いことが報告されている。

  • 問題発見

そこで重要となるのが、児童自身に現段階での自らのストレスマネジメント能力を認識させるセルフモニタリングである。このメタ認知プログラムによって児童が自らに不足しているコーピングレパートリーを把握した結果、新たに獲得したスキルの定着が容易になることが期待できる。それでは、獲得したスキルの定着以外にセルフモニタリングが生徒に及ぼす機能はないのだろうか。

  • 論証

嶋田教授らは、中学生を対象にSMEにおけるセルフモニタリングがコーピングレパートリー数やストレス反応に及ぼす影響を検討している。その結果、この介入によってコーピングレパートリー数が増加し、それがストレス低減につながっていることが示唆された。本研究では、先行研究では未検討であったその他の個人差変数である随伴性認知がセルフモニタリングによってどのように変化するのかを分析したいと考えている。

  • 結論

この研究は、介入効果が低いことが課題となっている中学生に対するSMEプログラムをより効果的なものにするために必要な知見を与えるものであると考えている。

  • 結論の吟味

上記研究を行うにあたって、公衆衛生学分野において認知行動療法をテーマに、特に現場における介入に関する数多くの論文を執筆してきた嶋田教授のもとで学ぶことを強く希望する。

参考文献

野中俊介、原剛、尾棹万純、森田典子、嶋田洋徳 (2019) 「セルフ・モニタリングがストレスマネジメント教育におけるコーピングレパートリーの獲得に及ぼす影響」 Journal of Health Psychology Research(Japanese Association of Health Psychology)31(2), 113-121

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