早稲田大学 教育学部 外国学生入試・帰国生入試 志望理由書 提出例(新美哲彦ゼミ向け)

 

■議論の整理

 

世界最古の長編文学といわれ、今でも日本を含めた世界各国で読まれている名作文学が『源氏物語』だ。平安時代の貴族社会という今の日本とは全く異なる時代を描いているにもかかわらず、今でも様々な作家が現代語訳に取り組んでいることからも、その魅力は明らかである。『源氏物語』は紫式部の作品だと言われているが、別の人物が加筆しているのではないか、など様々な説が存在する。54帖で構成されているという考え方が通説とされつつも、本当に54帖だったのかも分からない、謎に包まれた作品である。そもそも『源氏物語』は原本が見つかっていない。そのため、最古の写本とされる、藤原定家がまとめた青表紙本が現物に最も近いものとして扱われている。2019年10月に現存する青表紙本4巻に新たな5巻目、「若紫」が見つかって大きなニュースになったことは記憶に新しい。

 

■問題発見

 

平安時代、紙は高級品だった。印刷技術もなかった当時、手書きで写さないといけなかったことも考えれば多くの人が手に取ることはできなかっただろう。青表紙本以前の写本が見つかっていないことからも、大量の写本が見つかっていたとは考えられない。では、どのようにして多くの人が『源氏物語』を知るに至ったのだろうか。

 

 

■論証

 

菅原孝標女が記した『更級日記』には『源氏物語』を読みたくてたまらない姿が描かれており、当時人気だったことは明らかである。菅原孝標女が宮仕をしていた義母から『源氏物語』の話を聞いていた描写からは、当時の宮中で多くの人が読んでいたことがわかる。誰かが朗読をしていたのか、回し読みをしたのかは想像するしかないが、面白い文学作品に夢中になる姿は現在の私たちと変わらないようにも思う。

 

■結論

 

1000年以上前の文学を私たちが読むことができるのは、作品が 今まで受け継がれてきたからに他ならない。その道筋を知りたいと切に願う。

 

■結論の吟味

 

以上の理由で、早稲田大学教育学部国語国文学科に入学し、新美哲彦教授の下で学ぶことを強く希望する。

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