早稲田大学 文化構想学部 AO入試 志望理由書 提出例(御子柴 善之ゼミ向け)

議論の整理・・・

人間関係を円滑にすることにおいて最も大切な要素の一つに「信頼」がある。これは相手に嘘偽りがないことを信用して任せるという状態を指し、社会生活を安心して送るのに必要となる。ただし、相手の信頼に応えなければいけないという義務、及び拘束力はないため、利害の対立する場合などには、愚かさや偶然によって簡単に崩壊しうる。崩壊してしまったとしても、信頼は回復することが可能である。そのためには説明責任を果たし、透明性を高めて法令遵守を行うなどの要件が必要となることが確認されている。つまり信頼回復とは相手を許す行為である。信頼を維持し続けるという以上に、信頼を回復し続けるということが、平和的な社会を維持するにあたって重要な営みであると言える。

問題発見・・・

では、信頼関係の維持、あるいは回復はなぜ道徳的であるとされるのだろうか。なぜ信頼を裏切られた方が、相手を許すことを期待され、利己心を優先させて相手を裏切った方が忘れられる権利を行使することができるのだろうか。裏切りが発生した以上、信頼が回復したとしても何らかのしこりが残っていることは容易に想像できる。その上で維持される平和は最善の状態であると言えるのだろうか。

論証・・・

ニーチェやカントなどの、道徳を扱った古典を読み解きながら、先行論文にあたることで、この問題について学びたい。

結論・・・

上記について、関係構築論に精通した御子柴 善之教授のもとで研究を進めることを希望する。

御子柴 善之『信頼と永遠平和 ― カント『永遠平和のために』を手がかりに ―』人文・自然・人間科学研究/拓殖大学人文科学研究所(23)p.24 – 39、2010年

御子柴 善之『それでも、「信頼」の可能性を問う』「現代日本における『信頼社会』再構築のための総合的研究」文化書房博文社2018

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