2020年 上智大学帰国全学科 総合グローバル学部・総合グローバル学科 小論文 解答例

議論の整理(要約)

世界のグローバル化に伴い、ケア労働者も国境を越えて働くようになった。この文章では、家事、看護、介護労働者のニーズの高まりから、国際移動の女性化が進んでいることについて問題提起している。越境する女性労働者の大部分は、フィリピン、インドネシア、スリランカなどの社会的に弱い立場にいる女性たちである。彼女たちは、雇用者と主体的に交渉できる対等な存在であることは少ない。そのためケア労働者は、女性であること、国際的な立場が弱いこと、このふたつの要素から不平等にさらされる。

問題発見

ケア労働者のグローバル化により、その仕事がますます下位に位置づけられてしまうのではないだろうか。

論証

ケア労働者のグローバル化の要因として、それらの仕事に携わる日本人が少なくなったことが挙げられる。日本人にとって、それらの仕事が魅力的ではない理由は、ケアする仕事=誰でもできる仕事、女性が無償でする仕事というイメージが根強く、正当に評価されていないからである。一方、発展途上地域の女性労働者にとっては、日本人にとって安くても魅力的な賃金を得られる。そのギャップ利用して、低賃金で海外の女性を雇い入れ、ケア労働の地位をさらに低下させている。

その結果、日本におけるケア労働は、女性そして貧者の仕事という二重の差別にさらされ、正当な評価がさらに遠のいている。日本では、少子高齢化によりケア産業の重要性がますます増していく。それにもかかわらず、労働の評価や得られる対価を不当に下げていくことは、日本における家事・看護・介護の産業的発展を妨げることに他ならない。

結論

そこで私は、ケア労働者の地位を向上させ、海外の労働者にとっても、日本人にとっても魅力的かつ専門的な業務と位置づけていくことが必要だと考える。

吟味

ケア労働を日本人にとって魅力的な仕事とするためには、国の補助金額や利用者が支払う金額など、根本的に見直していくことも必要だろう。(808文字)

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