慶應義塾大学 文学部 自主応募入試 志望理由書 提出例(松浦良充ゼミ向け)

議論の整理・・・貴学の論文(※1)では、「小玉会員は、アルチュセールのイデオロギー論を背景とするデリダの亡霊論を援用し、虚構=イデオロギー/現実という二項対立図式の克服を提案する」とある。

問題発見・・・しかし、それは、マルクス・ガブリエルが提唱する新実在論によって克服されているのではないか。

論証・・・なぜなら、ガブリエルによれば、自明な事実というものは存在するのであり、同時に、あらゆるものは実在し(非物質的なものも含む)、なおかつ、我々の目から見た実在というものも存在するのである。この考え方に立脚すれば、現実というものはあるのであり、虚構というものもある。ただし、自明な現実に背く虚構は嘘である。ここに虚構=イデオロギー/現実という二項対立図式の克服は成就された。

結論・・・そこで私は、マルクス・ガブリエルの理論を教育学に応用し、新実在論に基づく教育のあり方について研究したい。

※1松浦良充(2018)「予見不可能な民主主義と市民はいつ,どのようにやって来るのか」

 

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