慶應義塾大学 文学部 自主応募入試 志望理由書 提出例(尾名池誠ゼミ向け)

議論の整理・・・貴学の論文(※1)では、借用語をその言語の文字・表記とともに移入することは珍しいことではないとされるが、日本語の多表記性のシステムの解明は進んでいないとされている。これはカタカナ言葉を例にとると分かりやすい。カタカナ言葉は英語を移入したものであるが、文字はカタカナを使い、表記(どういう意味を持たせるか)は移入されたものである。これは日本語独特である。文字に対し様々な表記を持たせられる日本語の特徴からか、カタカナ言葉に対する意味付けは個人によってだいぶ差異がある。

問題発見・・・しかし、現代においては、カタカナ言葉は政治・経済・IT・歌詞など広範囲に密着しており、生活と切り離せないものになっている。意味を知らなければ、実質生活するのは困難である。

論証・・・カタカナ言葉についての研究は進んでいない。わずかに論文※2などが散見されるのみである。しかし、生活への密着度合いを考えれば、無視していい問題ではない。

結論・・・そこで私は、カタカナ言葉の意味付けがどれくらい揺れているのかを網羅的に研究したい。

※1尾名池誠(2008)「文字・表記(理論・現代)(2006 年・2007 年における日本語学界の展望 (補遺))」
※2渡辺さゆり(2014)「J-POP歌詞の中のカタカナ:AKB48」

 

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