慶應義塾大学 文学部 自主応募入試 志望理由書 提出例(宮林寛ゼミ向け)

議論の整理・・・ドゥルーズ=ガタリ「千のプラトー」では、「あらゆる生成変化は女性への生成変化に始まる」と述べられている。生成変化とは多様体を秩序づける存立平面からボーダーへと移り、分子状のものになることである。群れのはみ出し者となることである。これが群れに変化をもたらす、ととれることをドゥルーズ=ガタリは言っている。

問題発見・・・しかし、現代日本では女性に「なる」ことは「群れ」に入ることと同義なのではないか。

論証・・・なぜなら、女性たちは女性らしさの檻の中で、がんがらじめになっているからである。そこにはヒエラルキーがあり、女性特有の規範(化粧、職種、ライフスタイルなど)が確固として存在している。男性たちよりはゆるいのかもしれない。しかし、もはや日本の現代女性は、分子状のものとはとても呼べず、多様体の一部となっているように見受けられる。とてもボーダーにいるようには見えないのである。

結論・・・そこで私は、どうすれば女性が分子状のものへと再度生成変化できるのか、研究していきたい。

 

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