慶應義塾大学 文学部 自主応募入試 志望理由書 提出例(長谷部史彦ゼミ向け)

議論の整理・・・貴学の論文(※1)では、「マバーヒジュ」に17世紀のカイロで「日中の公然たる飲酒」が行われていたと述べられている。

問題発見・・・しかし、イスラム教では飲酒は禁止されているのは周知の事実である。

論証・・・ところが、オスマン帝国下で飲酒がどのように行われていたのかを包括的に研究した論文は存在しない。現代のアラブ世界でも、ムスリムがアメリカ軍基地を訪れそこで飲酒するという報告もあることから、やはり宗教で禁止されていても人々の飲酒への欲求は抑えがたいものがあると考える。特に世俗国家であったオスマン帝国において、飲酒が許容されていたか否かは研究の余地がある。現代アラブ世界のムスリムの飲酒事情にもつながってくるのである。

結論・・・そこで私は、オスマン帝国下の人々の飲酒状況について包括的に研究したい。

※1長谷部史彦(2019)「1606年カイロの石鹼騒動とその背景:未活用史料『マバーヒジュ』による考察」

 

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