慶應義塾大学 文学部 自主応募入試 志望理由書 提出例(小倉孝誠ゼミ向け)

議論の整理・・・貴学の論文(※1)では、エイズとは疫学的意味のみならず社会的意味を持ち、社会的にスティグマにさらされることが現代フランス文学にも影響を与えてきたことが論じられている。

問題発見・・・しかし、エイズで亡くなったフレディ・マーキュリーの生涯を描いた映画「ボヘミアン・ラプソディー」の世界的な大ヒットにより、エイズに対する理解が進み、スティグマが変質した可能性が大いに考えられる。

論証・・・「ボヘミアン・ラプソディー」を鑑賞した人は、フレディの生涯を称える。エイズであったことに嫌悪感を抱く人は極めて少ないように思われる。だから、「ボヘミアン・ラプソディー」の成功がエイズ患者の生活の質に影響を与え、ひいては現代フランス文学にも影響を与えている可能性は否定できない。

結論・・・そこで私は、「ボヘミアン・ラプソディー」の公開後現代フランス文学に描かれるエイズ患者像はどう変質したのか、あるいはしていくのかを研究したい。

※1小倉孝誠(2005)「スティグマの表象:エイズと現代文学」

 

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