慶應義塾大学 文学部 自主応募入試 志望理由書 提出例(坂本光ゼミ向け)

議論の整理・・・貴学の論文(※1)では、T.S.エリオットの長編詩「荒地」について取り上げている。「荒地」は死と復活の主題を取り上げている。ここから直ちに三島由紀夫「豊饒の海」が連想される。同じように転生を扱った(ように見える)小説として、川上弘美「某」が出版された。

問題発見・・・しかし、「豊饒の海」と「某」を比較した研究は存在しない。

論証・・・「豊饒の海」は転生を重ねる中で、同じ主題に様々な切り口から挑み、あくまでも一つの魂であることを前提としているように見える。しかし「某」は「いま、ここ」の自己同一性の不確実さを扱い、一貫したものと言えば「わたしが誰であるあるか分からない」ということだけである。ここには三島由紀夫の生きた時代、生き方と、川上弘美の生きている現代、生き方の質的な断絶が見て取れるのではないだろうか。もし質的に断絶しているのであれば、たとえば文学研究も変わってくるはずである。

結論・・・そこで私は、「豊饒の海」と「某」の比較研究を行いたい。

※1坂本光(1991)「Tiresiasの彷徨ーThe Waste Landにおける「変身」のモチーフ」

 

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