慶應義塾大学 文学部 自主応募入試 志望理由書 提出例(坂田幸子ゼミ向け)

議論の整理・・・貴学の論文(※1)では、ゴーチエがスペイン舞踊によってスペインの陽に触れ、スペイン絵画によってスペインの陰に触れたとしている。

問題発見・・・しかし、実はスペインほど、陰陽が激しい国もないのではないか。

論証・・・日本人観光客が見たり、メディアで取り上げられるスペインは「光と影の国」である。太陽がさんさんと照り付け、みな陽気にくらいしているかのような印象がある。スペインのサッカーも栄光の象徴のように語られる。しかし、実際にはフランコ独裁であるとか、バスク地方・カタルーニャ地方の独立問題の際の弾圧であるとか、経済不振とか、陰鬱な話題も多い。ピカソの芸術も一部陰鬱である。これは、スペインの極端な二面性を示していないか。

結論・・・そこで私は、スペイン絵画に見られるスペインの極端な二面性について研究したい。

※1坂田幸子(1995)「スペイン絵画とテオフィル・ゴーチェ:-1837 年の批評におけるスルバラン」

 

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