議論の整理・・・貴学の論文(※1)によれば、韓国では徴兵制が敷かれており、信仰上の理由等から兵役を拒否する者は刑務所に収監されているということである。
問題発見・・・ところが、2018年11月1日、韓国大法院(最高裁)は道徳的信念や宗教上の信条は兵役を拒否する正当な理由として認められるとの判決を言い渡した。
論証・・・これは研究の対象とするべきである。背景の事情には昨今の南北関係や儒教の教えが根強い韓国でも広がってきた個人の尊重の動きなどが挙げられると思われるが、北朝鮮は相変わらず軍事に多数の国民を動員しており、北朝鮮の脅威は韓国にとっては相変わらず強いと考えられ、今後兵役を拒否するものが続出すれば、北朝鮮との関係にも多大なる影響を及ぼすことは想像に難くないからである。
結論・・・そこで私は、韓国における兵役拒否について、継続的に研究していきたい。
※1金柄徹(2011)「「聖なる義務」の行方」
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