【慶應SFCAO】自由主義国家が独裁主義国家より強い理由とは? 日本のこれからの必要な慶應SFC総合政策学部の研究とは?

(林)早速やっていきましょう。毎日学習会のです。

(あいり)あいりです。

(林)よろしくお願いします。

(あいり)よろしくお願いします。

(林)今日はですね、民主主義国家よりももしかしたら独裁国家の方がこれから強くなっちゃうんじゃないかっていう懸念に関して、ちょっとお話ししたいなと思うんですけど。
今回コロナとか見てて、中国とか、あと韓国は今民主化したんですけど、もともと開発独裁の国で徴兵制とかがあって、わりとその強権的に上手くやってこれた国の方が、コロナの終息早かったりするんですよ。台湾なんかも、民主化されましたけどもともとは結構、強権的な開発独裁の国だったんで。そういう国の方がわりと早くって。日本とかアメリカとかヨーロッパとかも、大混乱してるみたいなところがあると思うんですけど。
シンガポールとかでも言われるんですけど、指導者が賢ければ、独裁の国の方が国民のわがままを聞かずにすむからいい、みたいな話あるじゃないですか。それってどう思います?

(あいり)いやでも、わりと一理あるんじゃないかなって思ってて。みんなが言うことを、はいはい、はいはい、はいはいって聞いちゃうから、どれにもいい顔しなきゃいけなくなって、結局中途半端な政策になっちゃうっていうのあると思うんですよ。

(林)そこがやっぱり懸念材料としてあるかな。
逆に言うと、ある程度強権的に賢い人がやった方がいいっていう。まあただ独裁国家が、例えば金正日みたいな指導者だと、それはそれで困るわけ。

(あいり)利益が、独裁国家の独裁者に集約されないで、ちゃんと分配されるんだったら、いいと思うんですよね。

(林)難しいんだけど、権力って必ず腐敗するんですよね。結局、一部の人が独り占めしちゃう形になっちゃったりするっていうのは、すごくあって。そこの部分ていうのは、すごい怖い部分ではあるんですけど。
とはいえ、なんか今まで、民主主義とか自由とかって、すごい価値あるものだと思ったけど、実はそんなことないんじゃないかとか、独裁のほうがうまくいくんじゃないかとか、みんなが思い始めると、自由とか民主主義っていうものの価値っていうのが、すごく軽く見積もられるようになっちゃう時代が来るんじゃないかなって思っていて。そこら辺ってどう思います。

(あいり)自由があるべきだとは思うんですけど。自由ってそれこそ、自己責任がつきまとうというか、自由でいるため、自由でいるんだからその、自分の責任は自分で負ってね、みたいな。
自営業って、そういうところあると思うんですよ。会社みたいに、毎月お給料が決まって入ってくるとかじゃないじゃないですか。その代わり、一発当たれば大きく入る、みたいなところあるじゃないですか。それと、似たような感じですかね。

(林)なるほどね。自由には責任があって、その自由をどう使うかが大事ってところは、すごくあると思うんですけど。
やっぱりねその、見てて思うのは、社会が不安な時代って、みんな独裁者を求めちゃうんですよね。独裁者を求めてる?

(あいり)いや独裁者は別に求めてはないけど。

(林)強い指導者っていうかさ。

(あいり)これをこうしましょうって、やっぱみんなね、自分で決められないし、どうしようもできないから、誰かが言ってほしいんですよ。

(林)やっぱり不安だしね、今。今ここでさ、バシッとさ、自営業に100万払いますって言ってて翌日振り込まれたら、もう大喝采だよね。

(あいり)もうね。ついてくってなっちゃう。

(林)やっぱりそういう社会で、独裁者が出やすいとか、圧倒的な権力が出やすい社会になってるっていうところは、絶対間違いなくあって。そこをどうしようかってことは、多分これからすごい考えていかなきゃいけないとこだと思うんですよね。
その、独裁的な社会がなんでうまくいかないかっていうと、例えば日本みたいなその自由主義、自由市場の経済においては、優秀なサービスを作った人間の会社が繁栄し、そうじゃない会社は潰れていくんですよ。だから、そうすると優秀なサービスを作った会社がどんどん大きくなってくるから、そうすると駄目なサービスがちっちゃくなってくるから。どういう風な意思決定をする主体が複数あったとしても、最終的には良い決定、良い意思決定をした会社がどんどん大きくなってくることによって、良い決定の影響力って最大限強くなるじゃないですか。
果たして今の日本はそうなってるかって考えてほしいんです。どう思います?

(あいり)なってないと思います。

(林)なんでなってないんですか?

(あいり)なんで、なぜですかね。多分選択肢が多すぎる。

(林)乱立してるのはあると思うんだけど。会社が乱立してる原因、なんだと思います?

(あいり)制約がない。

(林)制約がないっていうかね、正確に言うと、潰れそうな会社をね、助けちゃう。それが大きいですよね。潰れそうな会社に、コロナ緊急支援とかいって、コロナ全然関係なく潰れそうな会社にお金貸したらさ。
毎日学習会を起業して、AOの指導本格的にやり始めたのって、去年からなので今年2年目なんですけど。去年の段階でもう20人以上、早慶上智AO出してますから。優れた会社と言えるわけです、毎日学習会は。なんだけれども、今年は多分、50人ぐらいは出るかなって感じではあるんですけども。みんながんばってね。
で、すごく思うのがね、やっぱりね、どう考えても潰れてなきゃいけない会社が潰れてないせいで、仕事上、非常に苦労する。変な話でいうと、今年慶應のSFCに一般でもAOでも1人も入れてない塾が、今私が知ってるだけで4つ残ってます。1つは、つい最近AO止めたけど。そういう会社でも残れちゃうんですよ。コロナ緊急支援って言って、お金貸すんだもん。銀行っていうかね、いや銀行関係ない。信用保証協会っていう国の機関が、そういうところから、仮に取りっぱぐれても、100%ね、保証しちゃうんですよ。やばいでしょ。そうすると、潰れるべき会社が潰れないんですよ。そうすると、優れた私の会社が、ある一定規模以上、伸びないんですよ。そのわけのわかんない、合格者0人の会社に取られちゃって。

(あいり)利益が分配されていって、この動画を知らないっていうだけで、そっち行っちゃうわけです。

(林)何が怖いかって、例えば今年1人も慶應に入れてない塾って、だいたい典型的なのが10年分の合格実績を使って、合格体験記とかって載せるんですよ。あるあるだよね。もう最悪。

(あいり)だから近年はどうなんだっていうのを。

(林)毎日学習会は、2020年のやつしか載せないもん。なのでね、そこはね、塾選ぶときにね、よく見てほしいですね。

(あいり)本当に。

(林)今年、何人受かったのってのが、ものすごい大事。

(あいり)全年度通して、慶應大学生1人みたいなところとかで、絶対ダメだから。

(林)あとね、もう1つ言うと、これもすごいみんな注意して見てほしいんだけど、何人中何人受かったの?これ大事ですよ。
慶應は10人に1人は受かるんですよ。だから、1000人生徒いる塾だったら、100人は受かるんですよ。
毎日学習会は、慶應受けたいとかって人以外を受け入れて100人で、そのうちだいたい毎年30人近くは、慶應、早稲田、上智、合格してます。

(あいり)すごいぞー。

(林)で、ダブルカウントしてないから。複数受かった人は、複数受かった人として合格体験記書いてるんで、ダブルのカウントは一切してないです。だから、早稲田、慶應、上智、全部受かったら3人でカウントする塾、多いじゃん。うち、1人でカウントしてる。そういうのを見てほしいんだけどね。
そうは言っても、やっぱりあっちも仕事だからさ。銀行から1000万とか借りたらさ、返さなきゃいけないしさ、ガンガン広告打つんだよ。今年1人も受かってないのに、そういうとこ入っちゃう子、いるんだよな。

(あいり)いやー、ほんとね。その広告の、良くも悪くも、そういうところですよね。

(林)儲かってない会社なわけだから、広告本来打てないわけだけど、銀行は、国が100%保証してくれるからって、貸しちゃうんだよ。金利取れちゃうからさ。
ていうところでね、非常にこのやっぱりね、日本はね、開発独裁でもなんでもない、自由主義な国なのにね、潰れそうな会社、コロナ緊急支援とかなんかいろいろ言ってね、合格実績をね、ここ3年1人もSFC出してない塾とかにね、1000万とか貸しちゃうから。コロナのせいじゃねえだろって思うわけよ。どう考えたって、合格実績出してないからお客さん来ないわけでしょ。もともとネットでやってるわけだしさ、そういう会社ってさ。そこはね、すごく考えてほしい。
このまま日本がやっぱり、ダメなところにも金貸す、ダメなところも延命させるって形でずっとやっちゃうと、本当に中国とかシンガポールとか韓国とか台湾とか、それは開発独裁あるいは元開発独裁だった国に、負けちゃう。
自由主義の国が、何が優れてるかっていうと、自由主義の国ってのは、優れた判断をした人間が伸び、優れてない判断をしてる人間が潰れてくから、繁栄するんです。そうでしょ、だって。
もしそういうね、今年1人も慶應に入れてない塾の先生が毎日学習会に来たら、毎日学習会大きくなれば、今までの高い給料もらえるわけですよ。給料が増えるわけですよ。
あなたのお父さんお母さんの給料が増えない原因は、ダメな会社が潰れないから。ダメな会社が残ったままで、優れた会社が大きくなんないから、あなたのお母さんお父さんの給料上がんないんです。そこはね、ちゃんとね、やっぱりね、考えてほしい、日本政府に。
もし、あなたが大学の経済学の研究をするんだったら、是非その研究をして欲しい。本当に思う。ダメな会社が潰れないから、日本経済は成長しないんです。ダメな会社は潰さないと。そうしないと、優れた会社が大きくならない。そこはね、やっぱりね、すごい日本経済ってのを考える時に、計量モデルとか、SFCがマクロモデルとか組んでやってくと思うんだけど、やっぱり考えてほしいですね。
みんなね、ダメな会社潰すとね、失業者が溢れて大変だって。そんなわけないだろって。もちろん、失業者、短期的には増えるかもしれないですよ。長期的には、必ず優れた起業家が、新しい構造を創り出します。日本は底力があるもん。

(あいり)雇用は、消えても、無くなりはしないから。ただなんかねその、入るハードルとか何か、そういう話になっちゃうと。

(林)でもさ、塾なんかさ、今年慶應に1人も入れてない塾だって、先生たちはみんな慶應卒なんだよ。もし潰れたら、うちで引き受けますよ。

(あいり)むしろ、潰してこっち来た方が良くないですかね。

(林)来てね。
本当にね、そういうのが今多い。
だから、開発独裁の国と自由主義の国、どっちが勝つかっていうのは、自由主義の国はね、自由ってものをいかに守れるかどうかですよね。
そこにすべてがかかってるし、その自由を守った方が我々の利益は多いんだっていうことが分かるような、計量研究とか分析とか。SFCはできる環境があると思うんで、大きなデータを扱う統計とか、データの扱い方とか、経済学とか。中村先生とか、白井先生とか、あと統計だったら桑原先生とか、できる先生いっぱいいるから。そういうのをね、ちょっとやっぱり考えてほしいね。
これは、一中小零細企業の経営者としての願いです。
むかつくよね、ありえないよね。今年1人も慶應受からせてない塾のやろうがさ、どっからか金持ってきてさ、バンバン広告打つんですよ。

(あいり)お金の使いどころよってなります。

(林)そういう会社、どうせ潰れるんだからさ。結局、それみんな穴埋めするのは、みなさんの税金です。ありえない。コロナで緊急融資1000万、2000万ってやって、そういう会社延命させて。どうせ毎日学習会が潰します、そういう会社。そしたらさ、2000万、3000万てさ、穴埋めするのはみなさんの税金ですよ。また、年金とか税金とか消費税とか、高くなる。それはやっぱり考えてほしいですよね。
そういうのをちゃんと明らかにして、これってやっぱいけないことなんだねっていうことが、まず理屈の上で分かるような研究を、ちゃんとしてほしい。それがある程度できたあとに、政治とかそういうのをね、ちょっとね、ちゃんと説得できるかどうかってのは難しいんだけど、政治とかそういうものでさえも計量分析の対象にして、なんかね、政治家で、そういうのがちゃんとね、わかってもらえるようなパワーゲームをしていきたいね。そういう、潰れかけてる企業延命したら、あなたの次の議席はないですよっていう風な。国民の税金なんだからそれは。そういう社会に、やっぱしてかないとダメだなって思います。
よろしくお願いします。

 

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