慶應SFC小論文減点ポイント・これで落ちるSFC入試

(林)毎日学習会のです。

(高橋)高橋です。

(林)よろしくお願いします。

(高橋)よろしくお願いします。

(林)今日は、「慶應SFC小論文で減点される理由」ということで、やっていこうと思うんですが。
慶應SFC小論文の指導、高橋さんもされていたと思うのですけれど。結構その意外と人の文章って、読んでみるとびっくりするような文章多くないですか?私もこの仕事始めて、最初びっくりしたんですけど。こんな下手なんだみたいな。毎日学習会は、先生は元教え子さん合格者が、先生になるんですけれども。その子達もみんな、一番最初の感想が、こんなみんな文章下手なんですね。君も下手だったよとwwww
結構人の文章ってね、自分の文章ってうまいと思うんですよね、人の文章見ると下手だと思うんですけど。だいたいみんな、文章下手ですね。下手な文章って、どういう文章なのかって話なんですけど。なんか今まで読んだ小論文とかで、これめっちゃ下手だなっていう文章あります?

(高橋)接続詞が入ってなかったり。論がめちゃくちゃ飛躍してたり。

(林)それは、典型的によくあるやつですよね。だから、接続詞使わずに文章書く人って、すごく多くて。
接続詞を使わないで、きれいな文章書くこともできるんですよ。三島由紀夫の小説とか読んでみたら、わかると思うんですけど。三島由紀夫の小説って、ほとんど接続詞ないんですけど。読んだことあります?

(高橋)ありますね。確かに、言われてみれば。

(林)三島由紀夫の小説は、接続詞ないんですけど、わかりやすいんですよ。接続詞がなくて綺麗な文章を書くのって、本当に難しくって。三島由紀夫って、東大出たときに東大首席で、天皇陛下から時計貰って(ここの発言事実関係間違ってました訂正します)、当時の大蔵省(現・財務省)に入って、みたいな感じの人なんで、すごい頭いいんですけど。ああいう頭がいい人だと、接続詞とかなにも考えなくても、前と後ろの関係が成り立ってるんですよ、飛躍してないんですよ。だから、三島由紀夫の文章は、接続詞がなくてもわかりやすいんだけど。
私もそうだけどね、みんなみたいな凡人の場合は、凡人って言っていいのかどうかわからないけど。もしかしたら天才もいるかもしれない。たいていの人は、接続詞を書いたほうがいいです。書かないと、前と後ろの文章の関係がなんなのかってことが、わかんないことが多い。見直さなくなっちゃうというのがあるので。やっぱりその接続詞は、ちゃんと書いてほしいなと思います。
あとは、主語と動詞の関係が、不明確な文章って多くないですか?

(高橋)うーん、たしかに!

(林)なんかだから、これの主語なんなんだろう?とか、これの動詞なんなんだろう?とか、主語がわからないケースめっちゃ多いですよね。日本語って結構、主語を使わなくても話せるんで。だからその主語を、文章でも抜いちゃう人が多いんですけど、意外と他の人が読んでると、主語がなんなのかっていうのがわからない。主語がない文章とか、結構見たことありますか?添削とかで。

(高橋)めちゃくちゃあります!

(林)その人にとっては、なにが主語なのか分かるんだけど、先生にとってはわからない。一般入試小論文でも、AO入試でも、なんでもそうなんだけど、とにかくその主語を明確にするってことが、すごい大事なんで。あのそれをまずは、しっかりやっていただければなと思っていて。それができるかどうかというところが、極めて大事だと思います。
あとは一番最後なんですけど、修飾関係が不明瞭になる。これは、とにかく長いんですよね、修飾語句が。村上春樹の小説みたいになる。村上春樹の小説だと「君のことがバターが溶けるほど好きだ」とか。そういう表現は、小論文では使わないでほしい。「強い好意」みたいな、できれば、漢語を使ってほしい。修飾語句は「強い」「弱い」ぐらいでいいです、一単語ぐらいでいい。小論文に適切なワードを、使ってほしいんですよね。小説みたいなワードとか、あまり使わないでほしい。私この仕事始めてから、もっというとSFC受けるちょっと前ぐらいから、小説って一冊も読んでないんですよ。だいたい私、月10万円ぐらい、本に使うんですけど。Amazonでポチポチってwあれちょっと怖いよね。ポチポチってさ、あんまお金使ってる感じしないからさ。ポチポチって買えちゃう。月10万円ぐらい、本買ってるんですけど、小説一冊も買ってないんですね。ここ三年ぐらい、私一冊も読んでない、小説。言葉がね、やっぱりね、小説っぽい言葉になると、良くないんですよ。そこまで極端にしなくてもいいと思うけど、それぐらいの気持ちで、やっぱり使うワードっていうのは、すごい考えてほしいなと。
今日のまとめなんですけども、まずわかりやすい文章を書く、減点されない文章書くためにどうすればいいか。接続詞を使いましょう、主語・対象語・動詞を一文に一つずつ、被修飾語句・修飾語句いずれも一単語にしましょう、これがすごい大事ですよね。
あとは漢字。漢字どうでした?現役の時。わりと間違って減点される子、多いんですけど。

(高橋)私は大丈夫だったんですけど。見ていた生徒とかではボロボロでしたね。

(林)SFCだと、帰国生で受ける子、多いと思うんですよ。私も、色々な生徒見てて、帰国生多いんですけど。高橋先生の友達でも、毎日学習会出身の子がいて、帰国生の子なんですけど。帰国生出身の子は、すごく漢字間違える率が高くて。
どうするかって言うと、私一回、シンガポールにいる生徒におすすめして、それで合格したのが、漢字が思いつかなかったら、カタカナ語で書けってことですね。憲法って思いつかなかったら、”constitution”って書けとwww発音悪くてすみません。外来語書いて、減点する基準はないんですよ。SFCなんなら先生もそういう人、多いよねwww「なんかファージ―だね」って。なんだよファージ―ってwww

(高橋)なんだよって感じですよね。

(林)わりとSFCそういう先生多いので、わりとそれでいけます。その子が合格してから、もしかしたら駄目になったかもしんないけど、最悪の最悪、漢字間違えるぐらいだったら。
入試としての特性も活かしつつ、漢字っていうのは、取り組み方を決めていただければなと思います。
他に気になる点とか、ありますか?

(高橋)さっきの、小説みたいな表現書いちゃう子にも共通するんですけど。SFCだから、奇をてらう子が多くて、それが様々なミスに繋がっていると思います。
それよりまずは、読みやすい文章を書けるようにするところが、大事なんだろうなと。

(林)あと、高校生が考えるSFCらしさって、なんかズレてる。AIって言えばいいとか、VRって言えばいいとか、そんな話じゃないよwwww
SFCっていうのは、あくまでもベースとしてあるのは、ある学問分野があってその中での問題を解決していこうということではなくて、社会の問題があってそれを学問を使って解決していこうと。学問と社会の関係が、主客逆転にならないようにしよう、本末転倒にならないようにしようっていうのがSFC。SFCが出来た、1990年代の旧ソ連の崩壊、旧ソ連もそうなんですけど。そこにいる国民の幸せのために、共産主義とか、社会主義とか、資本主義ってあると思うんですけど。それが、旧ソ連とかの場合、共産主義のための国家、共産主義のための国民なんて、主客逆転しちゃって、本末転倒。だからその入れ違っちゃったってところがある。そういうものへの反省として、やっぱりこう社会問題ってものがまずあって、それに対して、どういう風に解決していこうか考えたのが、SFCの歴史的な経緯としてある。ちゃんと読み取った上で、真のSFCらしさ、問題発見してそれを色々な学問分野の成果を使って解決していこうとか。
当然やっぱり文章は、わかりにくいよりは、わかりやすく書いたほうがいいし、漢字も間違えないでほしいなと。
あとは、SFCらしさズレてるなと思う時って、なんですかね?

(高橋)知ったかぶりしちゃう子とか、多いですね。

(林)あー、それはあるかもしれないですね。知ったかぶりしてるのが、頭が良くて格好良いとか。ちょっとなんていうのかな、SFCらしさと、薄っぺらさというのを、勘違いしている人が多いかもしれない。

(高橋)高校生らしい日常生活の気づきとか、そういうものを書けたら、なるほどって先生たちは納得できるのかなと。

(林)TwitterにいるSFC生が、薄っぺらかったりとかね。Twitterってさ、人間の薄っぺらいところしか出ないから。Twitterで高尚な話する人いないから。Twitterでバカそうに見えるSFC生だって、結構ちゃんとした論文書いて、ちゃんとした研究してるんですよ。Twitterとかはバカっぽくなっちゃう。バカを演じてるだけなんですよ、バカなわけじゃないから。

(高橋)それが、いい勘違いで、自信持って文章かけるようになると、いいんですけど。それに気が付かずに、結構ずれちゃう人が多い。そうじゃないんだよって。

(林)あくまでも、問題がベースにあって、それをいろんな学問分野使って、うまくやっていく。もちろん、ちゃんと綺麗な日本語、論理的に正しい日本語、飛躍してない日本語、使ってほしいっていうのがあるので。この部分はちょっと注意しながら、やってみていただければなと思います。
よろしくお願いします。

 

AO入試・小論文に関するご相談・10日間無料添削はこちらから

「AO入試、どうしたらいいか分からない……」「小論文、添削してくれる人がいない……」という方は、こちらからご相談ください。
(毎日学習会の代表林が相談対応させていただきます!)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です