私は1浪して慶應大学環境情報学部、総合政策学部、法学部政治学科に合格しました。現役時は12月から隔日の添削を3ヶ月間と、直前合宿に参加しました。浪人時は、もう後がないから、という理由で慶應のその他の学部も志望し、大手予備校と毎日学習会を併用していました。
現役時は直前合宿が大変身になりました。数日間泊まり込みで朝から晩まで小論文と英語だけを考えたあの時間は小論文の知識やアイデア、考え方など、自分1人じゃ決して得られなかったものをたくさん与えてくれました。他の生徒からの刺激も受けたことで改めてSFCのレベルも体感し、その後の勉強意欲がぐっと高まりもしました。時間内に書き終わるようにもなりました。切磋琢磨しあえる友だち、受験のサポートをしてくれる先輩にも出会えました。誰にも負けない自分だけのアイデアも見つかりました。1年前のあの合宿に参加していなければ、今の合格は無かったと思います。それほど有意義な時間でした。SFC専願の人にはぜひとも直前合宿を、その他の大学、学部と併願する人にはせめて冬合宿への参加をお勧めします。
浪人時、実は毎日学習会の添削を始めたのは年が明けてからでした。現役時はSFCだけを受験したので世界史と国語をほとんど勉強しておらず、まずは予備校の授業を優先する必要があったからです。それまでの9ヶ月間は、毎週末に予備校の授業でやった小論文の書き直しと、息抜きに自分の興味ある本を読んでいました。添削を受け始めた後も小論文は1日2時間だけ、これ以上はたとえ書き途中でも中断し、別の科目にとりかかるようにしました。第一志望がSFCなのに、小論文以外の勉強に時間を割かなければならないことに歯がゆさも感じましたが、2時間という時間制限のおかげで集中力も高まり、結果的に質の高い勉強になっていたと思います。総じて小論文の勉強時間は少ないように見えますが、ORFに行ったり、自分の興味ある分野の展示会に行ったりして、頭の片隅には常に小論文を意識していました。何も書くだけが勉強だけじゃありません。特に他の科目も勉強にしなければならない人にとっては勉強量のバランスが鍵だと思います。
小論文の勉強は、とりあえず書かなければ何も始まりません。最初は何から書き始めれば良いのかわからないと思います。それでも、分からなくても分からないなりに書き上げてください。少しは自分で調べることも必要ですが、あまり時間をかけすぎない方が良いです。なるべく早く書き上げ、添削を受け、そのフィードバックを得る方がずっと効率的です。先生方は皆優秀です。使える情報を与えてくれます。その刺激をたくさん受けてください。1日10分でそれが得られるなら、これ以上に効率的な学習方法は無いと思います。
コメントを残す