- 議論の整理・・・
日本企業が国際企業と対等な競争力を保持するためには、それらの人的資本に限りがあるという点において、日本企業が取りうる手段としてはグローバル化という手段しかない。これはつまり、日本の労働者人口と、日本を含めた世界の労働者人口では、単純に後者の方がそのリソースが潤沢にあるということを意味する。しかし、日本企業がグローバル化する際に、それらの人的資本をただ単純に日本企業で雇われている労働者と同じように流用することは不可能である。多様な人材を雇用することに関してについて、人的資源管理論の専門家である白木三秀教授は、国際人的資源管理をシステムと置いた上で、固有の価値、理念、方針、戦略の下に、様々な特徴を有する複数の国籍・文化的背景等から成る従業員を雇用しながら、その能力を十全に活かすべく採用される人的資源管理システムに他ならない。それがシステムであるためには、そのシステムを通じる一貫した何らかの合理性、論理整合性、納得性が求められると述べている。
[1]
- 問題発見・・・
では、日本企業のグローバル化について人的資源を管理、開発する方法論としてからどのように分析することができるだろうか。
- 論証・・・
私はこれらの問題を解決するためには、人的資源管理論に対する理解を前提とし、その組織でそれらの資源にどの様な役割を持たせるべきかについて考察することが重要であると考える。
たとえば、人的資源管理論の専門家である白木三秀は組織内で統合と分散の、相反する力が働くモデルを発表している。
[1]
- 結論・・・
そこで、国際人的資源管理論について、日本企業のグローバル化を専門的に研究するため、人的資源管理論について専門的知識に富む貴学政治経済学部の白木三秀教授の下で、上述の問題点を整理するべく様々なモデルについて研究を深めたいと考えている。
貴学政治経済学部の白木三秀研究会が上述の研究を進めるのに最適な研究環境との確信のもと、貴学政治経済学部に入学し白木三秀研究会に入会することを強く希望する。
[1] 白木三秀著『国際人的資源管理の比較分析 : 「多国籍内部労働市場」の視点から』(2006-10)
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