早稲田大学 法学部 AO入試 志望理由書 提出例(ストックウェル・グレン研究会向け)

  • 議論の整理・・・

近年、大学などの教育機関において導入が進んでいるCALL(Computer-Assisted Language Learning)システムは、コンピュータを活用した外国語教育システムの略称であり、「コール」と発音される。情報化社会の現代において、情報科学技術の活用によって大学などの教育機関における外国語教育を改革することは必要不可欠であるといえる。

CALLシステムにより、教師中心の前面型・一斉授業から生徒中心の授業への転換することができるのみならず、マルチメディアを活用した教材を提示することによる動機づけの向上なども期待されている。

  • 問題発見・・・

では、CALLにおいて、リスニング、文法、発音などの言語スキルを教えるために、どのような技術が求められるのだろうか。また、CALLにおいて用いられる技術には、どのような教育学的根拠があるのだろうか。

  • 論証・・・

私は、これらの問いに答えるには、CALLに関する正確かつ緻密な歴史的発展過程の理解を前提として、諸外国における外国語教育の動向を整理し比較することが重要だと考える。例えば、言語教育における情報科学技術の活用について、言語学習技術に関する研究方法を明確化するこれまでの研究にとどまらず、言語教育の学習目標達成のためにそれらの情報科学技術がどのように利用されているかを明らかにすることを目的として、2001年から2005年にかけてCALL関連の論文雑誌におけるすべての実証研究論文を調査した研究がある[1]

  • 結論・・・

そこで、コンピュータ支援語学学習、第2言語学習得論、外国語教授法、オンライン教育における多様性への対応などを専門に研究し、コンピュータ支援語学学習の環境の専門家として名高い貴学法学部のストックウェル・グレン教授に師事し、上述の問題点を整理するべく応用言語学について研究を深めたいと考えている。

貴学法学部のストックウェル・グレン研究会が上述の研究を進めるのに最適な研究環境との確信のもと、貴学法学部に入学しストックウェル・グレン研究会に入会することを強く希望する。

[1] Stockwell, Glenn. “A review of technology choice for teaching language skills and areas in the CALL literature.” ReCALL 19.2 (2007): 105-120.

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