早稲田大学 人間科学部 AO入試 志望理由書 提出例(前橋明研究室向け)

  • 議論の整理

近年、子どもの運動能力の低下が問題視されており、その原因に関する研究が盛んに行われている。子どもの運動能力に影響を与える要因として食習慣や睡眠時間、テレビ視聴時間との関連などが指摘されているが、 やはり運動能力に最も大きな影響を与えるのは、運動経験の多寡であろうと私は考える。従って、幼児期における運動経験をなるべく増やすことが子どもの運動能力の向上にそのまま繋がると考えられ、発達の早い段階で運動に対する興味を持たせることが肝要であるといえる。

  • 問題発見

運動に対し興味を持たせる為には、運動への抵抗感を減らすことが第一である。その為には運動への意識が向いていない乳幼児の段階から必要最低限度の体力をつけることが重要だと考える。乳児が行うことができる運動が移動動作に限られることを考えれば、移動姿勢の発達の第一段階である腹臥位に着目し、これが身体機能に及ぼす影響を研究する必要がある。実際、Carmeliらは、乳児の運動発達が起きている時間の腹臥位でのあそびの時間の影響を受けるということを指摘しているが、腹臥位は乳児のどのような身体機能に影響を与えるのだろうか。

  • 論証

一般に、腹臥位の発達は生後2~3か月程度の時期に頭部挙上が可能となり、5か月ごろから体幹機能の飛躍的な発達が見られるようになり、四つ這い位への移行へと繋がることが知られている。上肢の把持機能や下肢の運動性機能を保障するものが体幹機能であることを考えると、腹臥位移動における自由度は体幹機能によって決まるといえる。そこで、実際に乳児の体幹機能を評価し、体力やカウプ指数などとの関連を分析したいと考えている。

  • 結論

この研究により、乳児の腹臥位における体幹機能の重要性が認められれば、体幹機能を向上させる為の運動を考案する手掛かりになるであろう。これは、子どもの運動能力の向上に貢献できると期待している。

  • 結論の吟味

本研究を行うにあたって、公衆衛生学分野において、特に幼児の身体機能に関する多くの論文を執筆している前橋教授のもとで学ぶことを強く希望する。

参考文献

松坂仁美、前橋明 (2019) 「幼稚園幼児が乳児のときの運動機能の発達と体格、体力・運動能力や生活習慣との関連性」『美作大学・美作大学短期大学部紀要』 64, 57-65

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