早稲田大学 文化構想学部 AO入試 志望理由書 提出例(上野和昭ゼミ向け)

議論の整理・・・

今のようにテレビやラジオのない時代、各地の方言やアクセントの違いは今よりも大きかったのではないかと予想される。アクセントは基本的に紙に保存されていないため、琵琶で平家物語を伝承する際に用いられた平曲譜などから読み解いていく手法を使って研究がなされている。ここに記された譜記から、平安時代のアクセントまで推定することが可能である。平安時代の京都で使われていたアクセントは、京都よりもむしろ徳島や高知の方で残っている。また、感じは中国から伝来したものだが、日本で使われる読み方は中国で既に使われなくなっている読み方であり、ここでも変化の時間差が生まれていることがわかる。

問題発見・・・

アクセントの変化はどのように起こっていくのだろうか。

論証・・・

アクセントの大きな変化は、南北朝時代と、江戸時代以降に起きていることが分かっている。言葉のアクセントの変化には、社会的な価値観の変化が関係してくると言われている。どういった要因がアクセントの変化に影響してくるのだろうか。アクセントの変化が地域に浸透するにはどれくらいの期間を要するのだろうか。また、言葉によってアクセントが変化しなかったり、変化の過程に時差が生まれることがあるが、それは何か意味があるのだろうか。これらの点について、調べるために、南北朝時代と江戸時代の歴史的背景について詳しく調べ、アクセントの変化のパターンを学んでいく。その上で、アクセント変化の大きい地域と、四国などアクセントの変化スピードが遅い地域を比較することで、アクセントの移り変わりの要因が明らかになるのではないかと考えている。

結論・・・

上記について、音韻、アクセント史に精通した上野和昭教授のもとで研究を進めることを希望する。

上野和昭『平曲譜本による近世京都アクセントの史的研究』早稲田大学出版部、2011

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